「小学生の英検受験は意味ない」はウソ!学習効果や勉強法・申込方法を徹底解説!

「英検って小学生でも受けた方がいい?」

「うちの子は何級のレベルを受ければいいの?」

 

今の小学生は、私たちの子ども時代よりも早くから英語に触れる機会が増えています。でも実際に、何から始めればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

英検を受けることで英語力を客観的に測れる反面、無理をさせて英語嫌いになるのでは…と不安に感じる方もいるでしょう。

しかし、英検の受験は適切な級を選び、楽しみながら取り組めば子どもの英語力を“見える化”するよいきっかけです。

実際に、英検は中学受験や高校受験で評価されるケースもあり、将来の選択肢を広げるツールとして活用する家庭も増えています。

今回は、小学生の英検受験について次の7つを紹介します。

1.英検を受けることで得られる“本当の価値”

2.小学生が英検を受けるメリットと注意点

3.【級別】試験の内容と難易度・受験級の目安

4.英検の新しい試験形式

5.小学生の英検対策

6.英検に合格するためのコツと親のサポート例

7.英検の試験日程・検定費用・申込手順まとめ
 

英検を上手に活用して、お子さんの「英語って楽しい!」を引き出すヒントを見つけてみましょう。

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英検を受けることで得られる「本当の価値」

英検を受けることで得られる「本当の価値」

英検受験に挑戦すると、「英語をツールとして使えるようになる力」への第一歩を踏み出せます。語学は客観的に自分の力を示すのが難しいですよね。

しかし、英検のような資格試験を活用すれば、英語力を“見える化”できます。客観的な評価が得られると、子ども自身も成長を実感しやすくなります

試験を通じて「今の自分の力」を実感すれば、自信とやる気にもつながり、モチベーションの維持にも効果的です。

英検はあくまで「英語力を可視化するツール」自分の英語に自信を持ち、英語を使って世界とつながるための手段として、英検を上手に活用していきましょう。

小学生が英検を受験するメリット5選

小学生が英検を受験するメリット

小学生が英検を受験するメリットは5つあります。

1.達成感が得られ自信につながる

2.語学力を客観的に評価できる

3.バランスよく英語力を鍛えられる

4.中学受験に有利、中学での英語学習への備えになる

5.「試験」の雰囲気に慣れる
 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.達成感が得られ自信につながる

英検に挑戦し、合格を目指して努力する経験は、子供にとって大きな自信につながります。 自分で目標を立ててやり抜いた達成感は、自己肯定感を高めるきっかけにも。

英検は、「目標設定→努力→合格」の流れが明確なため、小学生でも達成感を実感しやすいのが魅力です。

小さな成功体験の積み重ねが、次の挑戦にもつながっていきます。

2.語学力を客観的に評価できる

英検は、合否やスコア、級によって英語力を”見える化”できるツールです。語学は成果が見えにくい分野ですが、英検なら実力を客観的に示せます

今の力を客観的に知ることで、自分の成長を実感しやすくなりモチベーションにつながります。

保護者にとっても、今後の学習内容や取り組み方を考える際の便利な判断材料として使えますね。

3.バランスよく英語力を鍛えられる

英検は、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく学べる試験です。とくに3級以上ではライティングスピーキングも加わり、アウトプット力も求められます。

5級のリスニングとリーディングから始まり、段階的に試験対象の技能が増えるため、小学生でも無理なく取り組めるのが魅力。

総合的な英語力を身につけることで、中学校の授業や英語の試験にも自信をもって臨めるようになります。

4.中学受験に有利、中学での英語学習への備えになる

英検は、中学受験中学校での英語学習に備える際に大きな力になります。実際に、英検の取得を受験の際の出願条件や加点対象としている中学校も増えてきています。

また、英検ではライティングやスピーキングも含まれるため、授業の先取りにもなり、一石二鳥。

とくに英検3級は中学卒業程度の英語力が求められるので、中学英語への備えにも十分です。

小学生のうちに英語の基礎力をつけておくことで、中学校での英語を楽しく学ぶ土台になります。

5.「試験」の雰囲気に慣れる

英検は、小学生が「本格的な試験の雰囲気」に触れる貴重な機会です。静かな会場で、試験監督の指示に従いながら試験を受ける独特の空気感を学べます。

また、3級以上では面接形式の試験もあり、人前で話す経験ができるのもポイント。

こうした経験を積んでおくことで、中学受験や模試などの場面でも緊張せず力を発揮しやすくなります

小学生で英検を受験する際の注意点

小学生で英検を受験する際の注意点

小学生で英検を受験する際は、親が良かれと思って受けさせても、かえって逆効果になることがあります。だからこそ、本人の気持ちとタイミングをしっかり見極めることが大切です。

無理に受けさせてしまうと、プレッシャーや苦手意識につながる可能性もあります。さらに英検は、英語力のみならず試験形式や会場の雰囲気に慣れる力も必要です。

たとえば、受験会場ではマークシートを扱う力や試験中の集中力、困ったときに自分で助けを求められる力も必要です。

日本英語検定協会の英検 for kids「フォーキッズ」では「英検デビューできるかな?チェックシート」が用意されています。

他にも、子供の英検受験をサポートしてくれる情報が満載で「小学生の英検受験」に役立つ情報が盛りだくさんです!

英検をうまく英語学習に活かすために、受験前に、お子さんの気持ち生活リズム学習状況をしっかり見極めましょう。

まずは何級に挑戦すべき?学年・英語経験別の受験目安

まずは何級に挑戦すべき?学年・英語経験別の受験目安

英検は、日本で広く認知されている英語資格試験のひとつです。5級から1級まで8段階に分かれており、級ごとに出題内容や難易度が異なります。(2025年5月26日現在)

学年のみならず英語の習熟度経験によって、適した受験級が変わります。まずは図を参考に、「今のお子さんがどこに当てはまるか」を確認してみましょう。

たとえば、英語未経験の1〜2年生であれば「英検Jr.」から楽しくスタートするのがおすすめ。

ここでは、小学生の時に挑戦する子供が多い、5級~3級試験内容と難易度・受験級の目安を紹介します。

英検5級

難易度

英検5級は、中学初級レベルの英語力が目安とされる入門級です。

自分や家族、友達など、身近な話題に関する短文が中心で、語彙数は約600語リーディングとリスニングの2技能が出題され、単語のみならず文脈理解も問われます。

単語の暗記に加えて、実際の問題演習やリスニング練習を組み合わせると効果的です。

受験目安

英会話教室に通っていたり、通信教材を使って英語に触れてきた子ども小学校1~2年生でも挑戦できます。一般的には小学校3~4年生で受ける人が多いです。

学校の授業のみで英語に触れている子供は、3~4年生まではリーディングやライティングがほとんど扱われません。

そのため、リーディングやライティングが授業で取り扱われる5~6年生で5級を受験するご家庭が多いです。

英検4級

難易度

英検4級は、中学中級程度のレベルが目安です。

5級と同じく、リーディングとリスニングの2技能が出題されます。5級との大きな違いは、実用的な内容の長文読解問題が出題されるところ。

必要な語彙数は約1,300語で、内容一致問題を解くには、英文を正確に読み取る力が必要です。

英語が苦手な場合は、まず英語の文章に慣れることから始め、継続的な学習で理解力を高めましょう。

受験目安

英会話教室に通っていたり、通信教材を使って英語に触れてきた子ども小学校3〜4年生で受ける人が多いです。

学校の授業のみで英語に触れている子供は、英語が好きだったり親のサポートがある場合、小学校5〜6年生での受験も可能です。

英検3級

難易度

英検3級では、中学卒業程度の英語力が求められます。

4級との大きな違いは、ライティングとスピーキングのテストが加わる点です。必要な語彙数は約2,100〜2,500語と一気に増え、英語で意見を伝える力が問われます。

初めての形式に戸惑わないよう、過去問演習で問題に慣れ書く・話す練習も少しずつ取り入れていきましょう。

受験目安

英検3級では、ライティング分野が追加されると共に、二次試験として面接試験もあります。

英語教室に通っていたり、通信教材を使って英語に触れてきた子供は、小学校卒業までに英検3級を目標にするご家庭が多いです。

学校の授業のみで英語に触れている子供にとっては、3級はちょっと難しいかもしれません。

本人にやる気があり、自宅で学習できる子供で、自ら「受験したい」と要望があったら受験を検討しても良いでしょう。

Global MOM to MOMでは、日本で生活する外国人家族や、英語教育に熱心な日本人家族とつながれます。
Global MOM to MOM生きた英語に触れ、英語でコミュニケーションをとる機会が圧倒的に増えるのが魅力。
英語のコミュニケーションを楽しむことで、英検3級で躓きがちな二次試験への苦手意識を軽減できます!

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英検の新しい試験形式「英検S-CBT」と「英検Jr.」

英検の新しい試験形式「英検S-CBT」と「英検Jr.」

最近では、パソコンで受験する「英検S-CBT」や、小学校低学年向けの「英検Jr.」も人気です。それぞれどんな試験なのか、簡単に解説します。

英検S-CBT
・4技能を1日で受験できる

・スピーキング試験はヘッドセットを装着し、録音する吹き込み式

・原則として毎週土日に実施している

・実施級は準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級のみ

参照元:日本英語検定協会

 

英検Jr.
・主に小学生を対象とした英語のリスニングテスト

・合否の判定はなく、正答率で成績が表示

・全てリスニング形式
 音声を聞いてイラストに〇をつけるので、文字に慣れていない幼児でも受験可能

・3つのレベルに分かれており、各レベルに応じた問題が出題

参照元:日本英語検定協会

 

子供のレベルや性格に合った形式を選べば、無理なく取り組めますその結果、成功体験につながりやすくなります。

小学生の英検対策

小学生の英検対策

小学生が無理なく英検に挑戦するには、「学び方」「使う教材」の工夫がカギです。ここでは、次の2つの視点から、それぞれの特徴を紹介します。

・英検受験の対策ができるサービスを利用する場合

・家庭で自主学習する場合

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

英検受験の対策ができるサービスの特徴

英検対策に特化したサービスを使えば、効率よく学習できます。

いろいろなサービスがありますが、子供の性格や、強化したい分野に合ったものを選びましょう。

英検対策を行っている塾
・出題傾向に合わせた効率的な学習ができる

・ライティングや二次試験対策が手厚い

・周囲と切磋琢磨できてモチベーションが上がる

・準会場として指定される塾も多いので慣れた環境で本番に臨める

 

オンライン英会話
・家で受講できるので、忙しい家庭でも取り組みやすい

・二次試験対策に強い

・通塾するより費用が安い

 

子供の得意・不得意家庭の生活スタイルに合ったサービスを使うと、一層効果が期待できます。

家庭で自主学習するときのコツ

自らコツコツ学習を継続できる子供は、教材と環境を工夫すれば家庭学習でも十分に英検対策が可能です。自由な時間に取り組めるのは家庭学習の大きなメリット。

ただし、親のサポートも必須になるので、親子二人三脚で合格を目指すつもりで取り組みましょう。

おすすめ教材は以下の3つです。

  1. 市販のドリルや過去問
    イラストが多めの単語帳を選ぶことで見やすさを重視し、楽しく学習を継続
    文法理解を助けてくれるドリルでサポート
  2. 英単語アプリ
    アプリを使えば、すきま時間を利用して単語力強化が可能
  3. YouTube
    YouTubeで英語の動画を視聴し、英語に耳を慣れさせる

さらに、バイリンガル育児に取り組む家庭が集まるGlobal MOM to MOMのようなコミュニティに参加するのもおすすめです。

とくにスピーキングは家庭で対策しようと思っても難しいですよね。

Global MOM to MOMでは遊びの延長で英会話に親しめるため、わざわざ学習時間を取らなくても自然に英語が身につきます

小学生が英検に合格するためのコツと親のサポート例

小学生が英検に合格するためのコツと親のサポート例

英検に合格するためには、子ども自身が「やってみたい」と思える環境を整えることが大切です!

無理に勉強させるのではなく、「なんだか楽しそう」「できるかも」といったポジティブな気持ちを引き出す声かけが効果的。

たとえば、「一緒にちょっとだけやってみようか」「◯◯ちゃんはこんなにできるんだね!」など、ポジティブな言葉で背中を押してあげましょう。

間違いを指摘するより、できている部分に目を向けて努力や成長を褒める姿勢がやる気につながります。

また、家庭で一緒に問題を解く・英語の絵本を一緒に読むなど、小さな関わりが大きな支えになります。

子どもの気持ちを尊重しながら、「挑戦したい気持ち」を育てていきましょう。

英検の受験会場・検定の日程・検定費用まとめ

英検の受験会場・検定の日程・受験料まとめ

2025年度の英検受験に必要な情報を下記の通りカンタンにまとめました。

・受験会場

・検定の日程

・検定費用

1つずつ見てみましょう。

受験会場

英検を受験できる会場は、本会場準会場の2種類あります。個人で申込する場合は本会場、団体申込の場合は準会場での受験です。

詳しくは、日本英語検定協会の受験会場ページで確認できます。

各ご家庭で、受けやすい会場を選んで申込してみてください。

試験の日程

英検は毎年3回実施されています。

  1. 5月下旬~7月中旬実施の「第1回検定」
  2. 9月下旬~11月下旬実施の「第2回検定」
  3. 翌年1月中旬~3月上旬実施の「第3回検定」

具体的な受験日は、受験する会場によっても異なりますので日本英語検定協会の実施スケジュールページでご確認ください。

検定費用

英検を受験する際の検定費用は受験会場によって異なります。会場別の検定費用は次の通りです。

本会場で受験する場合の検定料
5級:4,100円

4級:4,700円

3級:6,900円

 

準会場で受験する場合の検定料
5級:2,500円

4級:2,900円

3級:5,000円

 

参照元:日本英語検定協会

個人で申込する場合、一般受験者受け入れ団体一覧で一般受験者の受け入れている団体を探し、準会場で受験することも可能です。

お近くに一般受験者を受け入れている団体があれば、問い合わせてみましょう。

【まとめ】小学生にとって英検は「伸びしろ」を見える化するツール

【まとめ】小学生にとって英検は「伸びしろ」を見える化するツール

英検は、小学生の英語学習で「伸びしろ」を見える化できる便利なツールです。受験を通じて今の英語力を客観的に知れて、今後の学習方針を考えるきっかけになります。

大切なのは、無理をせず一人ひとりに合った級や学習方法を選ぶこと。合否よりも、試験に向けて努力した過程が子どもにとって大きな財産になります。

また、小学生のうちから試験形式に慣れておくことで、中学以降の受験にも役立ちます

英検はあくまで“目的”ではなく“手段”です。合格だけをゴールにするのではなく、「英語を使う楽しさ」にも目を向けていきましょう。

 

実は、「生きた英語を体験する」ことで、英語を使う楽しさに気づく子供がたくさんいます。

Global MOM to MOMでは、バイリンガル育児に取り組むママ・パパが多数在籍しています。Global MOM to MOMが大事にしているのは英語を使ってコミュニケーションを楽しむこと

我々は、英語を学習教科の1つとしてではなく、友達や家族と楽しく過ごすためのツールとして身につけてほしいと願っています。

「具体的に、どんな活動をしているんだろう?」と気になった方は、ぜひ一度無料オンライン説明会に遊びにきてくださいね!