5歳の壁を味方に!発達の特徴に合わせた関わりで語彙力アップを目指そう

「”5歳の壁”って何?」
「5歳までの親の関わり方が、子供の将来を決めるって本当?」

5歳になると、自己主張もいっそう強くなり、親の言うことを聞いてくれないことも多くなりますよね。 このころの子供は感情の起伏も激しいため、戸惑う親御さんもいらっしゃるでしょう。

これらの感情や行動の変化を「5歳の壁」と言い、親が抱える悩みはすべて「子供が成長している証」です。

親が関わり方を工夫することで、子供の可能性を大きく伸ばしてあげられるチャンスでもあります!

この記事では次の4つを紹介します。

「5歳の壁」とは何か

「5歳の壁」攻略の実践アイデア

5歳児の発達の特徴

5歳児に声かけする際のポイント
 

最後まで読めば、5歳までに親が意識すべき関わり方の一例と、すぐに実践する際のヒントがわかります。

英語教育への活かし方も解説しているので、早期英語教育に興味がある方には一石二鳥の情報が盛りだくさんです。

今を逃すと後から巻き返すのが難しいので、就学前の子供がいるご家庭はぜひ参考にしてください!

 

また、Global MOM to MOMには、子供の将来のために、早いうちから英語の種まきをしているご家庭がたくさん在籍しています。

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5歳の壁とは「5歳前後に特有の発達段階や行動の変化」のこと

5歳の壁とは「5歳前後に特有の発達段階や行動の変化」のこと

5歳ごろになると、いきなり親に反抗したり、兄弟姉妹に意地悪したりすることがあります。わが子の突然の変化に戸惑う親御さんも多いでしょう。

このような行動の変化は「5歳の壁」や「中間反抗期」と呼ばれます。しかしこれは、子供の言語能力や社会性が大きく発達している証拠です。

Amazonなどで好評販売中の書籍「5歳の壁」(著者:和田秀樹)では、「5歳までの語彙力が人生を変える」と紹介されています。

記憶力が優位である幼児期の間に、できるだけ多くの言葉を吸収させてあげましょう。

実は、英語育児をしていると、5歳前後に「パパ、ママ、英語で話さないで!」と嫌がる子も出てきます。日本特有の集団意識を5歳の子供ですら感じ取り、周りに合わせようとするのです。

Global MOM to MOM代表のレイノルズ容子さんも、同じようにお子さんが英語を嫌がる時期を経験されています。

とはいえ、これは立派な成長の証です。

このような時期こそ、親の声かけ次第で子供の成長は変わります。5歳の壁を知って、適切な声かけや環境づくりで、子供の可能性を大きく伸ばしましょう!

なぜ5歳までの語彙力が重要?幼少期に強化しておきたい「読み書き能力」とその効果

なぜ5歳までの語彙力が重要?幼少期に強化しておきたい「読み書き能力」とその効果

実は5歳までに読み書き能力を鍛えておくと、小学校入学時に「自分は勉強ができる」と感じやすいことがわかっています。

自分はできる」と感じる成功体験は、自主的な学習への第一歩です。幻想や錯覚でも構いません。「自分はできる」と思えると自己肯定感も高まり、学ぶ意欲が向上します。

計算英語でも同じです。無理のない範囲で先取りしてできることを増やし、たくさん褒めてあげましょう。

大好きなパパ、ママに褒めてもらうと自己肯定感が育ち、自主的に学習する土台ができます。幼少期に語彙力を養っておけば、日本語でも英語でも、子供の未来を支える力になります。

参考:和田秀樹「5歳の壁」,小学館,2024年10月

5歳の壁は家族で乗りこえる!かんたん3ステップの読み聞かせで語彙力アップ

5歳の壁は家族で乗りこえる!かんたん3ステップの読み聞かせで語彙力アップ

語彙力アップにつながる一番簡単な方法は絵本の読み聞かせです。

読み聞かせは語彙力アップのみならず、親子関係の向上にも効果的です。

ここでは、家族一丸となって語彙力を鍛える際に取り組みやすい3ステップを紹介します。

ステップ1:絵本の読み聞かせをする

子供が小さいうちから、絵本の読み聞かせを習慣にしましょう。物語を聞いていくうちに自然に言葉を覚え、話の流れを追う力がつきます。

絵本の読み聞かせは、まだ文字が読めない子供がひらがなに興味を持つきっかけにもなります。

日本語はもちろん、英語絵本の読み聞かせも取り入れましょう。英語のインプットにもつながり、一石二鳥です!

読み聞かせの時間を通じて子供への愛情も伝わり、安心感自己肯定感を育てます。

ステップ2:どんなことが書いてあったか振り返る

読み聞かせを習慣化できたら、絵本タイムをちょっと長めにとってその日のお話を振り返る時間を作りましょう。誰が何をしたかをクイズのように聞くと、要約力が楽しく育ちます。

例えば、ももたろうの読み聞かせをした日は「鬼ヶ島にはどんな乗り物で行ったかな?」などと質問してみてください。

英語の絵本でも「What did the caterpillar eat on Monday?」のように簡単に振り返って楽しみましょう。子供がわからない部分があれば、一緒にページをめくり直して確認してもOKです。

物語を自分の言葉で話すことで、読解力表現力が自然に伸びていきます。

ステップ3:字を読む練習をする

字を読む練習は、子供の自信と自主性を育てる大切なステップです。「自分で読めた!」という感覚が成功体験になり、学ぶ意欲が高まるからです。

読み聞かせの際にも、さりげなく字を見せながらゆっくり読んであげましょう。

子供が「これはなに?」と聞いてきたら、丁寧に教えてあげてください。身の回りの名前など身近な言葉から始めると楽しく覚えられます。

物語に興味がない子供なら、図鑑やマンガでも構いません。最初は文字に触れる機会を増やすのが最優先だと心得ましょう。

アルファベット英単語にも早くから触れさせると、英語にも自然に興味が湧きます無理強いは逆効果なので、焦らず子供のペースに合わせましょう。

5歳児の発達の特徴と声かけポイントを解説!

5歳児の発達の特徴と声かけポイントを解説!

5歳ごろは、小学校入学を見据えて生活習慣や社会性を育む時期です。

就学に向けて基本的な生活習慣や社会性を身につけ、知的好奇心を高めるための重要な段階でもあります。

知的好奇心がぐんと高まるこの時期に適切な声かけができれば、自己肯定感もしっかり育ちます

自己肯定感を高める声かけポイント
・子供の「できたこと」に焦点を当てて具体的に褒める

・子供の気持ちに寄り添い、共感する姿勢を示す
 → 安心感と自己肯定感を育む

・否定的な声かけはNG
 → うまくいかない場合、その子ができないのではなくやり方が合っていないだけ。
 

5歳児の一般的な発達について、次の3点のかんたんな解説と具体的な声かけを紹介します。

・身体機能の発達と効果的な声かけ

・精神・認知機能の発達と効果的な声かけ

・社会性・情緒の発達と効果的な声かけ
 

5歳児の身体的・運動機能の発達と効果的な声かけ

5歳児は生活面で多くのことを一人でできるようになります。運動機能も発達し、複雑な動きもスムーズにこなします。

活発に遊ぶ中で、危険を避けたり生活リズムを整えたりする力も身につける大切な時期です。

この成長を支える声かけでは、「一人でできたね!」「たくさん練習したから上手にできるようになったね!」と具体的に褒めましょう。

次のような英語フレーズを使って声をかけるのも自信につながります。

  • You did it!
  • Great job!

最初はかんたんなフレーズから始めて、段階的にバリエーションを増やしてみましょう。

英語でも具体的褒めてあげると、子供のやる気につながります。

5歳児の精神・認知機能の発達と効果的な声かけ

精神面では知的好奇心がぐんと高まり、物事の仕組みを自分で考えて試す力が伸びます。数字や形に興味を持ち、文字を読んだり書いたりする楽しさも増す時期です。

この探求心を育てるには、「どうしてそう考えたの?すごいね!」と考えを認める声かけが効果的です。

英語で伝えるときは、次のフレーズもおすすめです。

  • You’re so creative!
  • Tell me more!

子供の発想を肯定し、工夫を褒めて自信につなげてあげましょう。

5歳児の社会性・情緒の発達と効果的な声かけ

5歳児は仲間意識が育ち、友達と協力して遊んだり役割を守ったりと、集団の中での自覚が芽生える時期です。

ぶつかり合いながらも、相手の気持ちを考えたり問題を解決したりする力が少しずつ育っていきます。

この時期は正しい・間違いを一方的に教えるのではなく、いくつかの考え方や「多くの人はこう思う」と伝えることが大切です。

「お友達と話し合って、すてきな考えが出せたね!」「けんかを自分たちで解決できてすごいね!」と共感し、努力を認めてあげましょう。

英語で褒めるときは、次のフレーズが効果的です。

  • You shared your idea!
  • You helped your friend!

まだ発達途中だからこそ、周りと比べず、一つひとつの成長を温かく支えてあげてください。

 

中には、「英語での声かけに自信がない」と不安に感じる方もいるでしょう。そんなときは、パパ・ママの語彙力も一緒に高められるGlobal MOM to MOMに遊びにきてみませんか?

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【これだけは知っておきたい!】5歳児に声かけするときの注意点

【これだけは知っておきたい!】5歳児に声かけするときの注意点

5歳の子供に声かけをするときに、絶対に意識しておきたいポイントは次の2つです。

  1. 否定的な言葉を使わない
  2. 他の子と比べない


「どうしてできないの!」など、否定的な声かけをすると、子供は劣等感を感じます

また、他人と比較し、できないことを指摘されると、自己肯定感を育むどころか自信を失う原因になります。

できない事実を責めてもできるようにはなりません。1つでも2つでもいいので、できたことに目を向けましょう。

5歳の子供にとって、「できた!」と感じる体験はとても大切です。小さな成功体験を重ねることで、自己肯定感は育まれます。

だからこそ、「よくできたね!」「頑張ったね!」と、どんな些細なことでも褒めてあげてください。

褒められると「もっとやってみよう」と思えるようになり、挑戦する意欲も育ちます。

子供を否定せず、他の子と比べず、本人の成長にしっかり目を向けてポジティブな声かけを意識しましょう。

一緒に小さな成功をたくさん積み重ねて、子供の自己肯定感を育んでいきましょう!

参考:和田秀樹「5歳の壁」,小学館,2024年10月

【まとめ】5歳の壁を味方にして子供の「これから」の種をまこう

【まとめ】5歳の壁を味方にして子供の「これから」の種をまこう

5歳前後は心も体もぐんと成長する一方で、行動や言動に戸惑うことも増えます。

でも、実はこの時期の変化は、大きな成長の伸びしろのサインです。 このチャンスを活かして、たくさんの語彙力を養い、未来への種まきをしましょう。

パパ・ママの愛情が、子供の未来への大きな力になります。

とはいえ、特に英語の語彙力は、家庭だけで伸ばすには限界を感じることもあるでしょう。そんなときは、英語を当たり前に使う環境に身を置くのがおすすめです。

Global MOM to MOMでは、外国人家族と日本人家族がつながれる場所!日常の中で自然に英語を聞いて話す機会を増やせば、英語の語彙力はどんどん上がりますよ

5歳の壁を「伸びしろのサイン」と捉えて、できることをコツコツ続けましょう。

Global MOM to MOMって、具体的に何をしているんだろう?と気になった方は、ぜひ無料オンライン説明会に遊びに来てください!

お子さんの未来を支える小さな種を、一緒にまいていきましょう。