2025年のイースターは4月20日!由来・日本&海外の楽しみ方をやさしく解説

「最近イースターって聞くけど、実はよく知らない」

「ディズニーやUSJでイースターイベントが話題になるけど、そもそもイースターの由来ってなんだろう?」

最近は日本でも、春が近づいてくるとイースターの話題が取り上げられるようになりました。
でも、元々は海外の文化なので、「イースターってなに?」と聞かれても意外と説明が難しいですよね。

実は、イースターはキリスト教の復活祭でクリスマスと並んでとても重要視される行事です。 国によって祝い方もさまざまで、文化の違いを知るきっかけになります。

今回はイースターについて、次の4つを紹介します。

・2025年のイースターっていつ?

・由来と基本情報

・海外でのイースターの祝い方


・日本でのイースターの楽しみ方

 

この記事を読めば、イースターの意味や楽しみ方が分かり、子どもと一緒に充実した時間を過ごせるアイデアが見つかります!

2025年はイースターを通して文化の違いに触れてみませんか?

2025年のイースターはいつ?由来と基本情報

イースターはいつ?由来と基本情報

まずは、イースターの由来や基本情報を見てみましょう。

この見出しでは、次の4つを解説します。

1.イースターの日にちの決め方

2.キリスト教の復活祭について

3.イースター休暇とは?

4.イースターエッグとうさぎの意味

 

まずは「いつがイースターなのか?」を見てみましょう!

1.【イースターの日にちの決め方】毎年開催日が変わる!2025年は4月20日

2025年のイースターは4月20日(日)です!

イースターは「春分の日以後の満月より後にくる最初の日曜日」と定義されているため、毎年日にちが変わります。 聖書に「安息日(土曜日)の翌日に復活した」と記載があるので、曜日は日曜日で固定です。

さらに、同じ年でも西方教会(カトリックやプロテスタント)と東方教会(ギリシャ正教)で異なる日付になることが多いです。

その理由は、それぞれ違う暦を採用しているから。 日本では西方教会の影響が強いため、西方教会の日程で祝われます。

2025年は西方教会も東方教会もイースターは4月20日です! イースターの開催日を知りたいときは、Easter calculatorなどのツールを使うとカンタンに計算できますよ。

2.イースターはキリスト教の復活祭

イースターは、「イエス・キリストが十字架にかけられ処刑された日の三日後に復活し、死を克服したことを祝う日」です。

キリスト教では、クリスマスと同じくらい重要な行事となっています。

「イースター」の名前の由来は、古代ゲルマン神話の「春の女神エオストレ2」との説が一般的です。 キリストの復活と、春の訪れをお祝いする希望に満ちたお祭りですね。

3.イースター休暇がある国も

欧米では、イースターは「家族や友人と過ごす大切な時間」として位置づけられています。 そのため、多くの企業で休暇を設けることが多いです。

イースター前の金曜日をグッド・フライデー、イースター翌日の月曜日をイースター・マンデーとして祝日に指定する国もあります。

海外に旅行に行く際は、イースター期間は商業施設なども休業している可能性があるため要チェックです!

4.イースターのシンボル・イースターエッグとうさぎの意味

イースターと聞くと、カラフルなイースターエッグやイースターバニーを連想する方も多いでしょう。

でも、なぜ卵やうさぎがシンボルなのか知っていますか?ここでは、卵とうさぎ、それぞれの意味を解説します。

卵(イースターエッグ)

イースターエッグ卵の殻を破ってヒナが出てくるように「キリストも死の殻を破ってこの世に復活した」意味が込められています。

また、ユダヤ教の過越祭(すぎこしのまつり)で儀式の一部としてゆで卵が食べられており、その伝統がイースターにも受け継がれたとも考えられています。

うさぎ

うさぎは子どもをたくさん産むため、古くから豊穣や繁栄のシンボルとされていることが由来の一つです。

さらに、イースターの語源となった「春の女神エオストレの使い」とされているという説もあります。

海外のイースターはどう祝う?アメリカ&ヨーロッパの例

海外のイースターはどう祝う?アメリカ&ヨーロッパの例

イースターは世界各地で、さまざまな方法で祝われています。 特にアメリカとヨーロッパでは、その祝い方に特徴があります。

ここでは、それぞれの祝い方や伝統的な過ごし方を紹介します。

ヨーロッパでは国ごとに文化や伝統が異なる

ヨーロッパでのイースターの過ごし方には、各国の文化や伝統が色濃く反映されています。

スペインやイタリアのように宗教的な儀式を重視する国もあれば、イギリスやフランスのようにカジュアルに楽しむ国も。 いくつかの国の特徴をかんたんに紹介します。

スペイン

出典:VAMOS

スペインには熱心なキリスト教徒が多く暮らしています。

そのため、イースターの1週間前からスタートする「セマナ サンタ」と呼ばれる聖週間が特に重要視されます。

有名なのがプロセシオンと呼ばれる聖行列。これは、伝統衣装を身にまとい、キリスト像やマリア像を山車に乗せて街中を行進する儀式です。

厳格な雰囲気で過ごすセマナ サンタの後は、待ちに待ったイースターです! 家族や友人と食事を楽しみながら、陽気な雰囲気でお祝いが続きますよ。

イタリア

イタリアには信仰の厚いカトリック教徒の方が多く暮らしています。 そのため、スペイン同様、イースターは一年で最も重要な行事のひとつです。

1週間前は「セッティマーナ・サンタ」と呼ばれる聖週間で、日曜日にミサが行われたり木曜日に洗足式がおこなわれたりします。

金曜日には「十字架の道行」と呼ばれる行列が行われ、キリストの受難を追体験することが伝統です。

そして、日曜日にイエス・キリストが復活し、「パスクワ」と呼ばれるイースター当日を迎えます。パスクワの食事には、卵や子羊が欠かせません。

イタリアでは「卵」や「子羊」は復活を象徴する食材として伝統的に食べられています。

地域差はありますが、翌日のパスクエッタではピクニックなどのアウトドアを楽しむのが一般的。家族や友人と春の訪れを感じながら、食事やアクティビティを楽しみます。

イギリス

イギリスでのイースターは、キリスト教にとって重要な祝祭であるとともに、春の訪れを祝う文化的な側面も強くなっています。

イギリス王室の方々がお住いのウィンザー城にある、セント・ジョージズ教会では毎年イースターの礼拝が行われます。王室の皆様もこの礼拝に参加することも多く、国家的な行事の一環です。

各家庭では、ホットクロスバンスを食べたり、イースターエッグハントなどのアクティビティを楽しみます。

日本ではあまり馴染みがないですが、ホットクロスバンズとは、画像のようなイギリスの伝統的なパンです。

出典:cotta column

卵やうさぎ、春の花々をモチーフにしたパステルカラーの装飾をして春を待ちわびる雰囲気が広がります。

【アメリカ】では家族や友人とカジュアルに楽しむ

アメリカでは家族や友人と食事を楽しんだり、イースターにちなんだアクティビティを楽しんだりします。

カラフルにペイントした卵を隠し、子どもたちが探し回るエッグハントや庭で卵を転がすエッグロールが人気のアクティビティ。

エッグハントに使うイースターエッグ作りは、子どもはもちろん大人も楽しめます!

さらに、ホワイトハウスでは毎年イースター・エッグ・ロールが開催されます。12歳以下の子どもたちが参加し、家族で楽しい時間を満喫するのが恒例です。

食事も楽しみのひとつ!アメリカの伝統的なイースターディナーを紹介します。

・メインディッシュ:ハム、ローストラム、ローストチキン

・ポテト料理:マッシュポテトやスカロップドポテト(グラタン風ポテト)

・野菜を使ったサイドディッシュ:コーン、グリーンビーンズ、アスパラガスなどの春野菜

・デビルドエッグ:ゆで卵を半分に切り、黄身にマヨネーズやスパイスを混ぜて白身に詰めた前菜

・ディナーロール(パン):ホットクロスパン、イースターブレッド

 

家族でごちそうを囲みながら春の訪れとキリストの復活を祝うすてきな一日ですね。

日本でイースターを楽しむには?

日本でイースターを楽しむには?

日本でも広まりつつあるイースター。日本でイースターを満喫するアイデアとして、次の2つを紹介します。

1.家庭で子どもと一緒に楽しむ

2.国際交流ができるコミュニティでイベントに参加して本場の雰囲気を味わう

 

順番に見ていきましょう!

1.家庭で子どもと一緒に楽しむ

家族でイースターを楽しむ3つのアイデアをカンタンに紹介します。装飾やイースターエッグ作り、アクティビティなどで、手軽にイースターの雰囲気を味わえますよ!

1.イースターにちなんだ装飾をする

装飾は、一番手軽にイースターを感じられるアイデアです。最近は100円ショップでもイースター関連のグッズを扱っています。

カラフルで可愛いアイテムが多いので、見ているだけでも気分があがりますよ!

2.イースターエッグを作る

イースターエッグ

家族でカラフルなイースターエッグを手作りしてみましょう!

ゆで卵に食紅などでペイントすると本格的ですが、プラスチックのおもちゃをデコレーションするのも楽しいです。

折り紙やねんど、風船を使うと、小さなお子様も一緒に製作できますね。マスキングテープや絵具を使って可愛くデコレーションすると子ども達も楽しめます。

3.エッグハントやエッグロールを家族や友達とやってみる

エッグハントやエッグロールを家族や友達とやってみる

出典:THE HILL

自分たちで作ったイースターエッグを使って、エッグハントやエッグロールなどのアクティビティをやってみましょう!

【エッグハント】

親がイースターエッグを家の中や庭に隠して、子どもが見つけるエッグハント。誰が一番多く集められるかを競います。

見つけたエッグの数や色に応じて景品を用意したり、エッグの中にお菓子やおもちゃを入れたりします。探した卵を入れておくカゴを用意しておくと、雰囲気が盛り上がること間違いなし!

【エッグロール】

エッグロールは、イースターエッグとスプーンを使ってゴールを目指します。

国によってやり方が異なりますが、大きなスプーンでイースターエッグを転がしたり、スプーンの上にエッグを乗せて運んだり。

どちらも、卵を割らずにどちらが早くゴールできるかを競う点は同じです。家族で楽しむことはもちろん、お友達を呼んでワイワイできると、より楽しめそうですね。

2.国際交流ができるコミュニティでイベントに参加して本場の雰囲気を味わう

外国人家族とつながるコミュニティへの参加も一案です。

イースターに合わせてイベントに参加すると、日本にいながら本場の文化を教えてもらえます!国ごとに伝統や文化も違うので、それぞれの国の祝い方を教えてもらえます。

同じ「イースター」でも、国が違えば祝い方も違うと知ることで子どもにもいい刺激になること間違いなしです!

2025年はイースターを楽しんでみよう!まとめ

2025年はイースターを楽しんでみよう!まとめ

今回は、イースターの由来や海外での過ごし方・日本での楽しみ方を紹介しました。

海外の文化を知り、日本でも楽しむことで多文化への知見を深めるきっかけになります!

今年のイースターは、家族で一緒にイースターエッグを作ったりアクティビティで楽しんだりしてみませんか?お友達と楽しむのもいいですね。

海外の本格的なイースターに興味がある方は、Global MOM to MOMがおすすめです。

Global MOM to MOMではZoomを使ったオンラインイベントはもちろん、外国人家族の方がホストになってオフラインでのイベントも開催されています。

オンラインで現地の様子を聞くことはもちろん、オフラインで実際に体験できるチャンスもありますよ!

「どんなイベントをやっているんだろう?」と興味がある方は、ぜひ一度無料オンライン説明会にお越しください!