世界のトップエリートが通う全寮制ボーディングスクールを徹底検証!

ボーディングスクールってなに?

ボーディングスクール(Boarding School)って、ご存知ですか?

全寮制私立学校のことです。

イギリスのチャールズ皇太子、インドのガンジー一族の王室・皇室関係者などの世界のトップエリートファミリーも通うことで有名です。

中学生から高校生の年齢の生徒が、スクールの寮に住みながら学業に励みます(小学校の年齢からの寮を設けるスクールも一部あり)。

一番多感な時期を全寮制の学校でエリート教育を提供しているボーディングスクールには、裕福で教育熱心な家庭や優秀な才能を持った子供達が世界中から集まります。

日本人で、ボーディングスクールに通っている人はまだ多くはないですが、

子どもを海外で学ばせたい、グローバルな教育を受けさせたいと願う親子さんは年々増えてきているので、今後は、ボーディングスクールへの留学に注目が集まってくると思われます。

そこで、今回は、ボーディングスクールについて、実際にどんなところが優れているのか、メリット・デメリットなどを徹底検証します!

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有名なボーディングスクール

イートンカレッジ Eton College(イギリス)

ボーディングスクール イギリス

出典:Getty

イギリスのイートンカレッジという名前を耳にしたことがあるという人は多いのではないでしょうか。

1440年に国王ヘンリー6世によって創立された学校で、13歳から18歳までの男子校で、今までに19人のイギリスの首相を輩出している名実ともにイギリス最高峰の名門校です。

最近では、タレントの紗栄子さんの息子さんが入学するのではと話題になっていましたね。

学費は、年間約450万円。

ホームページ:https://www.etoncollege.com/

ル ロゼ学院 Château du Rosey(スイス)

ボーディングスクール スイス

出典:melissa.org

スイスは有名なボーディングスクールが非常に多くあります。他言語に対応していて、英語だけでなくフランス語やドイツ語を主とするところもあります。

その中でも名門として名高いのがル ロゼです。なにがすごいかというと、とにかく学費が高い!

タレントの高田万由子さんも1年ほど留学されたとのことです。さすがセレブといった感じですね。

学費は、年間1400万円以上。

ホームページ:https://www.rosey.ch/

ジーロン・グラマー・スクール Geelong Grammar School(オーストラリア)

ボーディングスクール オーストラリア

出典:heraldsun.com.au

通称GGSと呼ばれる名門ボーディングスクールです。イギリスのチャールズ皇太子、インドのガンジー一族など王室・皇室関係者に人気があります。

9年生時に「ティンバートップトプログラム」という特別プログラムが組まれており、これを目的に入学希望が殺到するとのことです。

ホームページ:https://www.ggs.vic.edu.au/

フィリップス・アカデミー Phillips Academy(アメリカ)

ボーディングスクール アメリカ

出典:wikipedia

アメリカには、10 Schools と呼ばれる10個の名門ボーディングスクールがあります。

フィリップスアカデミーはその名門の中の一つの共学校です。

超一流進学校であり医学部に強いことで知られ、アメリカ東部のアイビーリーグに毎年多数の合格者を出しています。

学費は、年間約580万円。

ホームページ:http://www.andover.edu/

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才能を伸ばせる環境

ボーディングスクールは、才能を伸ばすための環境が整えられています。

学業に限らず、音楽や芸術、スポーツに才能を持つ子供は、ボーディングスクールへの進学が最適かもしれません。ある分野に特化したスクールも数多くあります。

才能を伸ばしたくても、学校の勉強や宿題、通学時間などにどうしても時間を取られてしまいがちです。

学校内で活動環境が整えられ、時間にとらわれず才能を思い切り伸ばすことができるというのは大きな魅力です。

私の友人の娘さんは、バレエが大好きで、バレエに打ち込みたいということからアメリカにある舞台芸術系のボーディングスクールへと進みました。

12歳にして自分で決断したというのも驚きです。学業も優秀なお子さんですので、全てが整った環境の中で文武両道をきわめていくことと思います。

ボーディングスクールのデメリット

もちろん、海外ボーディングスクールへ子供を送るにはデメリットもあります。学校も家も全て同じということになりますので、合わなかったら最悪ですね。友達は常に一緒ですし、なんでも話せる家族は身近にいません。

きちんとしたスクールであれば、精神面でのサポートもしっかりしていますので、本人が追いつめられる前にきちんと対応はしてもらえるでしょう。

また、食事や生活スタイルも、日本とは違います。

自由に近くのコンビニ行って好きなものを買うというわけにもいかず、本人は慣れるまで苦労するかもしれません。

親としても、子供の成長の大切な時期に一緒に過ごせないというデメリットがあります。

半年ぶりに会ったら成長しすぎて別人かと思ったという話も聞きます。

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ボーディングスクール卒業後は?

ボーディングスクールは大学進学に有利だと言われています。

親元を離れて学業に専念することが、欧米の大学で大きく評価される傾向にあるからです。

自立することをとても重要と考えるアメリカなどでは、ボーディングスクールを卒業したということが、自立していることの証明であると考えられます。

また、ボーディングスクールのサポート体制がしっかりしているため、決まった学業の時間以外にも大学進学のための面倒を見てくれるというのも大きなポイントです。

ボーディングスクール1番のメリットとは?

ボーディングスクール メリット

出典:athletics.andover.edu

名門と言われるボーディングスクールの生徒になる最も大きなメリットは、強固な人脈作りにあると言います。

有名なボーディングスクールには、世界中からトップエリートファミリーの子供達が集まります。

中には、どこかの国の皇族が通っているなんていうこともあるかもしれません。

寮で多感な時期を一緒に過ごした仲間たちはつながりが強く、その後の人生でも影響し合うような絆が生まれることも珍しくありません。

人脈づくりをすることで、将来ビジネスなどで世界をまたにかけて活躍するような人材と多くのつながりができます。

スケールの大きい話ですが、そのために無理をしてでも名門ボーディングスクールに入れたいと願う親たちが多くいるのです。

まとめ

海外のボーディングスクールに現実的に子供を行かせようと考えてる日本人の親は、希少かと思います。

しかし、学費が高くても、子供と離れて過ごすことになっても、それ以上の価値があると思う人も多くいるでしょう。

学校見学ツアーや日本国内での留学説明会なども開催されていますので、もし興味があれば足を運んでみてはいかがですか?

参考:http://www.littlestepsasia.com/

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ABOUTこの記事をかいた人

3児のママでアラフォー主婦。
ロサンゼルスに4年在住し、現地の子育てを経験。
帰国後は、ジュニア英会話講師、英語教育に関する記事の執筆を中心に活動。
学び直しのため大学に編入し、現在は2度目の女子大生を満喫中。