褒めない!叱らない!イライラしないアドラー心理学の子育て術とは?

アドラー 子育て イライラ

世の中のお母さんたちー!今日は何回子どもに

「こらー!」「もーー!」「何でそんなことすんの!?」

と言いましたか?

私は、息子に向かっておそらく既に(現在お昼の午後3時)5回は言いましたね!!

ちなみに息子、イヤイヤ期でもなく、非常に素直な1歳半。

それでも一日5回以上は絶対に叱りつけるような言葉をかけているのだから、これ、2歳、3歳と年齢を重ねていったら、どうなっちゃうの!??

叱りたくないでも放っておくわけにはいかない

何をしても褒めてあげたいでもそんな余裕もない

そんな子育て中の皆さんに、1つの方法として知っておいて欲しいのが、

『アドラー式子育て』

なんです!

叱らない

褒めない

他人と比べない

放置しない

干渉しない

この、「ないない運動」こそ、アドラー式子育ての方法です!

え、難しくない!?無理でしょ!と目をクリクリされている世のお父さんお母さん、私もまさに同じ感想でした!が、知れば知る程、やってみたくなりますよ~!!

さぁ、アドラー式子育てについて、一緒に学んでいきましょう~!

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アドラー式子育てとは

「叱らない子育て」として知る人ぞ知るアドラー式子育ては、アドラー氏によって考案された「アドラー心理学」をもとにした育児法です。

オーストリア生まれの精神科医であったアルフレッド・アドラーは、軍医として第一次世界大戦を経験し、戦争の悲惨さを目の当たりにしました。

その衝撃から、育児と教育こそが、戦争のない社会を作ると考え、育児と学校教育について熱心に取り組み始みました。

そしてアドラー氏は世界で初めて、ウィーンに児童相談所を作って、親、教師、子どもの相談に乗り、独自の理論を確立させていき、その後、アドラーの後継者たちがその理論をさらに発展させ、現在のアドラー心理学、アドラー式子育ての完成に至ります。

ただの子育て法かと思いきや、歴史を見ると根本には「戦争のない平和な世界への希求」があったとは!!

アドラー式子育て、あなどれませんね

では、具体的にどのような子育て法に現在は進化しているのか、見てみましょう♪

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アドラー式子育てのやり方

「叱らないようにしよう」と一言で言っても、かなり難しいですよね。

ダメなものはダメ、時には子どもの命を守るためにも、叱らないといけないのでは?と私も初めは思いました。

アドラー式子育てで第一にすることは、「子どもを一人の人間として対等に扱う」ということなのだそうです。

日本のママパパは、子供に対して、赤ちゃん言葉で話しかけたりしますよね。それは上下関係があるので、対等に接するには、子供に対しても大人に話しかけるように話します。

アメリカの親は、日本と違い、子供に対して子供扱いせずに、一人の大人(人間)として接している傾向にあります。

関連記事:海外育児経験ママが語る!自立を促すアメリカ人流しつけ、子育て術5選

頭ごなしに叱るのではなく、「こうした方が良いんじゃないか」「もしそっちが嫌ならこっちはどうか」など、選択肢を出しながら、体験をもとに子どもに「やってはいけない」ということを教えていくのです。

また、お手伝いをしてくれた時などに褒める際も、ただ「偉い!すごい!」と褒めるのではなく、

「テーブルを拭いてくれたから綺麗なテーブルでご飯が食べられて嬉しいね」など、具体的にその行為について評価することで、「お手伝いしたのに、最近毎回褒めてくれないから、もうしない!」となることが減るそうです。

兄弟姉妹同士を比べて褒めたり、「お兄ちゃんなんだから」とプレッシャーをあたえるのも良くないとのことで、子どものペースに出来るだけ合わつつ、きちんと目標を達成させることが大事。

干渉しすぎると、逆に親のストレスも溜まってしまうのだそうです。

あくまでも子どもの自主性を尊重し、親は「サポート役」として回ろう!ということですね。

ベストセラー『嫌われる勇気』読んでみよう!

このアドラー心理学が日本で一躍有名になったのは、実はこの『嫌われる勇気』という本がきっかけなんです。

80万部以上を売り上げた自己啓発書のベストセラーで、同じタイトルでテレビドラマも始まった程。

「どうすれば人は幸せに生きることができるか」をテーマに、対人関係の悩みを解決していくためのヒントを大いに与えてくれる、とビジネスマン、主婦、学生、どんな人生のステージの人にも当てはまる教えが書いてあり、対話形式になっていて、とても分かりやすく読みやすい本です。

どうしても他人の目を気にしてしまう日本人にとって、「嫌われてもいいんだ」という思考は目から鱗で、また、「他人を、また他人が自分をどう思うかをコントロールすることは絶対に出来ない」と教わることが出来ます。

「他人をコントロールするのは不可能」という視点を持っておくのは、子育てにおいても非常に重要なことですよね!

アドラー式子育てを実践するにあたり、アドラー心理学を深く知ることはとても役立つと思うので、是非一度読んでみてはいかがでしょうか♪

オススメのアドラー式子育て本 2冊

amazonで「アドラー式子育て」と入れるだけで、出てくる出てくる本の数々!

他にも、アドラー心理学に関する本はたくさんあり、また、アドラー式子育ての実践法を書いた本は、たくさんあります。

その中でも、私がオススメする2冊ご紹介します。

マンガでやさしく分かるアドラー式子育て

日常生活の「子育てあるある」がとにかく詰め込まれていて、「あ、なるほど、こういう時はこうすればいいのか」と非常に参考になる本です。

本が苦手な人でもマンガなので読みやすいですし、マンガで参考にしたいことを「絵」で頭の中にインプット出来るのは、とても効果的です♪

日常生活のちょっとした休憩時間に読んでみてください!

3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」

この本は、アドラーの考え方に基づいた子育て学習プログラム「パセージ」を紹介する本です。

アドラー式子育てをプログラム化した「パセージ」のやり方を分かりやすく説明してくれているので、すぐ実践にうつすことが出来ます。

  • 目標をもって子育てをしよう
  • それ、本当に「子どものため」ですか?
  • 「子どもの困った」に親はどう協力するか
  • 「過干渉」の親になっていませんか?

などなど今まで意識していなかった自分の子育て方法をガラリと変えてくれそうな内容が詰まっています。

また、こちらの本もところどころにマンガが組み込まれているので読みやすく、重要なところは太字になっているので、何度も読み返して復習しやすそうです。

パセージについて既に学んでいた人にも、これから学ぶ人にもピッタリな1冊です。

まとめ

実は私、このアドラー式子育てについて知った時、

「叱らない、干渉しない、なんて、そんなうまくいく訳ないでしょ!!」

と半信半疑な気持ちでした。

しかし、アドラー式子育ての大事なポイントの一つに、「完璧を目指さない」ということがあるのを調べていくうちに知りました。

これは、子どもの行動に対し、完璧を求めないという意味もあれば、「親も完璧である必要はない」という意味も込められていると思います。

イラっとしたら大きな声で叱ってしまう時もある、子どもが愛しくてただただベタ褒めしたい時もある、どうしても気になったから、あれこれアドバイスして干渉したくなる時もある、そんな時は、別にそうしてもいいんだ、完璧でなくていいんだ、と思うことも大切だと思うのです!

それでも、出来る限り大声で叱らない方がいいし、出来る限り子どもを信じて見守ってあげたいですよね。

アドラー式子育てを、日々のライフスタイルにちょびっと取り込むだけでも、一気に物事が柔軟かつ穏やかに進むはず!

是非、皆さんも私と一緒に、「今この瞬間から」、アドラー式子育てを実践してみてはいかがですか?

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ABOUTこの記事をかいた人

関西在住 30歳 ぐうたら主婦。もうすぐ1歳になる男の子ママ。英語は勢いとノリで喋るタイプ。お酒が入ると何故か流暢になります。ニュージーランド、シアトル、フィレンツェに留学経験あり。SATC信者であり、韓流ドラマも大好き。