子連れ海外移住も夢じゃない!経験者が語る5つの方法と4つの事前知識

子連れ 海外移住 ハワイ

「有名人はハワイが好き!」これは定説ですね。しかも旅行で訪れるだけでなく、移住までしてしまう有名人が後を断ちません。

海外移住ってそんなに簡単にできるものなの??と疑問に思っている方へ朗報です。簡単ではありませんが、できる方法はあります!!

私は実際アメリカに永住権を取って住んでいたことがあり、そういった友人もたくさん知っています。

子供の教育面を考えても、多言語教育やグローバルな感覚の育成のために、海外に住むメリットはたくさんありますね。

今回はハワイ編ということで、実際にハワイに移住した人の話を交え、移住する方法と移住する前に知っておきたいことを解説します!!

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年々増加する子連れ海外移住!人気はアメリカ

外務省によると、2017年度時点で海外に永住している日本人の数は48万人以上、この5年間で約16%増加しています。

国別に見ていくと

1位 アメリカ 40% (ハワイ含む)
2位 オーストラリア 12%
3位 ブラジル
4位 カナダ 10%
4位 イギリス 10%
、、、と続きます。

やはり、人気はアメリカ、オーストラリアですね。最近は東南アジアの新興国に移住する人も増えてきているそうです。

海外移住の費用ってどのくらい?

親子留学 費用

ハワイの場合、月額の生活費は、こんな感じです。結構かかりますね。

  • 住居費(コンドミニアム)10万円
  • 光熱費 1万2000円
  • 食費 6万円
  • 趣味、雑費 6万円

合計23万2000円

参考:MONOQLO6月号「海外移住のお値段」

移住する方法5パターン

パターン① アメリカ市民か永住権所有者と結婚

結婚を機に移住するというケースです。結婚相手がアメリカ人であれば、永住権(グリーンカード)か市民権を申請することができます。

また、結婚相手がアメリカ永住権を持つ日本人の場合も申請が可能です。この場合はかなり時間を要することがあります。申請から実際に永住権を獲得するまで5年ほどかかるのもよくある話です。

もちろん、結婚は移住のためにするものではありませんので、結婚した人がたまたまアメリカ人かグリーンカード保有者だったという人にしか当てはまりませんね。

パターン② 仕事でビザを取得する

ハワイにある企業から採用され、ビザを出してもらう方法です。

企業がスポンサーとなり、ビザを発行してくれます。労働のためのビザにはいくつか種類があり、資格や特別な技能などによって分類されています。

一般的に、より高い技能を持っている方が承認されやすいので、移住を考えるなら、国際的に通用する資格や技能を目指してみてもいいでしょう。

友人Aの例

ある有名外食チェーン店が、ロサンゼルスに出店することになり、その時の人材募集に応募して採用されました。就労ビザも無事取得しました。英語ができることと、専門分野での経験が必須条件になっていたとのことです。

日本食のお店は、現地の人だとわからないところもあり、「特別な技能」が認められればビザは出やすいのではないかと話していました。

パターン③ 学生ビザを取得

学生としてビザを取得する方法です。フルタイムの学生として学校に入学することで発行されるビザです。対象となる学校かどうかはきちんと確認が必要ですので気をつけましょう。

アメリカでは、家族ガーディアン(保護者)ビザはありませんので、家族であっても、同行するというだけで自動的にビザがおりるわけではありません。

親が学生ビザを取得し、配偶者や21歳未満の子供が同行する場合は、別にビザを申請しなければなりません。それぞれ、F1ビザ(学生本人)、F2ビザ(同行家族)と、違った内容になります。

また学校卒業後に、文系なら1年間、STEM領域なら最大3年間就労できるOPT(Optional Practical Training)という制度があります。この制度を使って卒業後しばらく現地で仕事をしながら、就労ビザをだしてもらえる企業に就職活動して、うまく採用されればそのまま住み続けることも可能です。

友人Bの例

アメリカの大学院に留学し、そのまま就職活動をして、卒業後ある日系企業に採用されました。

その後、数年勤めて、アメリカ国内の別のエリアに転勤し、5年ほど経った現在も働いています。

ビザ更新のために何年かに一度は日本に帰国するそうです。

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パターン④ 起業する

自らビジネスを始めるという方法です。有名人で移住する場合は、資金面に恵まれてる方も多いことから、この方法を取っていることが多いのではないでしょうか。

一から会社を設立する、もしくはすでに日本で会社を持っているのであれば、ハワイに支店を出すというやり方もあります。

アメリカは、起業の手続きに関しては、日本ほど複雑ではありません。現地に行かなくても、インターネットやFAXで書類提出も可能です。

ビザとしては、投資家ビザか駐在員ビザを取得することになります。

会社の登録手続きはさほど複雑ではありませんが、ビザの発給には半年ほどかかることもあるようです。

友人Cの例

アメリカ公認会計士(CPA)の資格を取得していたCは、アメリカ国内の大学院に留学し、卒業。

その後、現地の企業に就職しました。そして、自らの会計事務所を起業して、投資家ビザを獲得しました。

パターン⑤ 抽選で永住権を取得する

アメリカには、毎年一定の人数に抽選で永住権を与えるという制度があります。

アメリカンドリームはまだあったのかと思える、夢のような制度ですね。申請にはあまり細かい規定はなく、犯罪歴があったりという点に引っかからなければ、大体の人は申請する権利があります。

友人Dの例

30歳目前で抽選で永住権を獲得し、アメリカへ移住しました。その後に出会ったアメリカ人の彼と結婚し、本当に永住してしまいました。現在は2人の子供に恵まれ、幸せな家庭を築いています。

ドラマのようですね。

当選率はおよそ1%ほどと高くはありませんが、宝くじよりは当たりそうな数字ですね。毎年とりあえず申請だけはしておけば、いつかは当選するかもしれません!

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移住する前に4つの知っておきたいこと

子連れ海外移住

やはり住むとなると、旅行とは違います。移住を考えるなら、ぜひ知っておいてほしいことをお伝えします!

1. 言葉の問題

アメリカでは「言ったもの勝ち」だと、私は住んでみて感じました。

主張することで要望を通したり、自分の正当性を上手く訴えることができた人が得をする。

日本だったら「それはわがままじゃない?」とか「ちょっと自己主張しすぎかも」と思われるようなことも、アメリカ人は非常に上手に伝えて押し通していきます。

言葉がうまいな〜と感心させられることもしばしば。

しかし、感心しているだけでは、自分や自分の家族が損をしてしまうかもしれません。

しっかり主張するべきところは伝えなければなりません。

文法の正確さなどとは違う、サバイバル英語を身につけることが必要です。

2. 人種問題

ハワイではそこまで気にならないかもしれませんが、人種差別は存在します。

旅行者の時には気づかなくても、生活していれば感じることはあるでしょう。

私の知り合いの話です。アメリカで歴史の授業を受けていた時、第二次世界大戦の真珠湾攻撃の話が取り上げられたことがあり、しばらくは学校で下を向いて過ごしていたという話を聞いたことがあります。

具体的なイジメがあったわけではなかったようですが、クラスにはアメリカだけでなく、中国、韓国、その他色々なルーツを持った生徒が通っています。歴史問題などはかなり気を使うところです。

3. 金銭的な問題

十分な蓄えがあれば、ハワイ暮らしを快適にすることができるでしょう。

ハワイは不動産や物価が高額です。

どんな家に住むのか、どのくらい生活費がかかるのか、きちんと計画を立てて、やっていけるのかと考えなければなりません。

4. 教育のこと

子供の教育を目的にするのであれば、通う学校や教育システムも大切な要素ですね。

言語教育のメリットや、のびのびとした雰囲気など、ハワイは子育てするのに理想的と考える親が多いのもうなずけます。

オバマ元大統領は、幼少期からハワイで過ごしました。

ハワイ州出身者が大統領になるというのは初めてのことだったようですが、ハワイでも本人次第で大統領になる資質を育むことができるということの証明になりましたね。

シングルマザーのハワイ移住

シングルマザー 海外移住

シングルマザーで、子連れ移住を考える人もいるでしょう。日本はシングルマザーにとって、決して住みやすい環境とは言えないところもあります。

しかし、就労ビザはシングルマザーにはなかなか出してもらいにくいのが現実です。

そのまま不法滞在中する恐れがないか、実は旦那を探しているのではいか、いずれ生活に窮して保護を受ける可能性がないか、という事からビザが承認されにくいようです。

中には移住に成功したシングルマザーもいます。Eさんの移住についてご紹介します。

友人Eの例

彼女は離婚後、ハワイにある学校に入学し、学生ビザで子供を連れて渡航しました。

その後、ハワイで不動産を取得し財産を運用しました。投資家ビザでそのまま住み続けて、すでに10年以上ハワイで子育てしています。

彼女の成功の秘訣は、資産があったからに他なりません。資産があり、それをきちんと証明できれば、投資家や起業という方法があります。

まとめ

いかがでしたか?日本を抜け出してハワイ移住なんて、夢の話と思っている方も多いでしょう。しかし、実際に行動を起こして、夢を形にした人たちもたくさんいます。

私はそういった方たちと接する機会が多いこともあり、決して難しいことだとは思っていません。

もちろん、安易に飛び出すことはお勧めしませんが、しっかりと計画を立てて行動すれば、決して夢ではありませんよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

3児のママでアラフォー主婦。
ロサンゼルスに4年在住し、現地の子育てを経験。
帰国後は、ジュニア英会話講師、英語教育に関する記事の執筆を中心に活動。
学び直しのため大学に編入し、現在は2度目の女子大生を満喫中。