今注目のオランダ発のイエナプラン教育とは?日本の学校、おすすめ本、デメリット徹底解説!

イエナプラン教育

先進国29か国の中で、一番子どもの幸福度が高い国って、どこかご存知ですか?

私はなんとな~く「フィンランドとか、北欧のどこかかな~」と思ったのですが、

実は、答えは、オランダなんです!

オランダでは、95%の子どもが自分は幸せだと答えているらしく、また、その子どもたちの学力レベルの高さも高く評価されています。

ふと私も思い返すと、出会ったことのあるオランダ人、皆めちゃくちゃ賢かったなとハッとしました!

では、何故オランダの子どもはそんなに幸福度も学力も高いのでしょうか?

その秘密こそ、「イエナプラン教育」にあったのです!!

イエナプラン??なんじゃそら??と思った方も、イエナプランについて気になっていた方も、

ここでイエナプラン教育について、徹底解説します!

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イエナプラン教育の歴史

イエナプランって、そもそもどのように生まれた教育法なんでしょうか?

イエナプランは、1924年、ドイツにあるイエナ大学の教育学者 ペーター・ペーターゼンによって創始されました。

え?オランダじゃないの?と私も驚きましたが、もともとはドイツで生まれた教育法なんですね。

ペーターゼンは、第二次世界大戦前にイエナ大学の実験校にて、6歳~15歳の子どもを対象とした学校教育を実施し、ドイツで発展させていくも、1949年には同実験校も閉校、ペーターゼン自身も1953年に亡くなってしまっています。

その後、オランダ人であるスース・フロイデンタール・ルッターが、もともと「教育の自由」を重要視していたオランダ国内でイエナプランを紹介したところ、オランダ中の学校で順調に普及していき、今ではオランダ国内に約220校のイエナプラン小学校(4~12歳児)がある他、数校の中等学校も創立されました。

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イエナプラン教育の5つの特徴

オランダを始めとする世界各国で現在普及しているイエナプランの特徴は大きく分けて5つあります。

①リビングルームとしての教室

イエナプランとは

出典:https://www.kinderzentren.de/

イエナプラン教育では、教室をリビングルームとして捉えます。

教室は毎年、新学年度が始まるたびに、その教室の担任であるグループ・リーダー(先生)と、クラスの子どもたちが一緒に話し合いながら、教室の内装を整えていくんです。

教室には、子どもたちが座る席やグループリーダーの事務机のほか、読書用のソファーが設けられたコーナーや情報検索用のコーナーが設けられ、さらに、壁、廊下、教室のガラス窓の部分に、ディスプレー用の空間を設け、子どもたちが学びながら自分たちの教室の環境を自由に整えていくことができるようにしています。

教室の中の机や椅子などの家具は、子どもたちが動かしやすい軽い材質を使い、グループリーダーと子どもたちが、いつでも座って話し合いができるようにしてあります。

②マルチエイジの根幹(ファミリー)グループ

イエナプラン教育とは?
出典:http://jenaplanschooldebijenkorf.nl/

イエナプラン教育の学級編成は、マルチエイジグループ、つまり、異年齢の子どもたちがミックスされるのが基本なんです。

通常、3つの年齢のグループ(4-6歳児グループ、6-9歳児グループ、9-12歳児グループ)から構成されており、子どもたちは、3年間を同じ教室の同じグループリーダーの下で年少・年中・年長の三つの立場を経験しながら過ごします。

こうすることによって、家族の兄弟関係に似た、年齢差による立場の違いを体験できるため、将来、社会に出たときに相手の立場を理解して行動するための準備が出来るということなんですね!

③サークル対話

イエナプラン

出典:http://www.jenaplan-muenchen.de/

イエナプラン教育における教室での学習活動では、サークル対話(車座になって話し合う)という形式が、繰り返し使われています。

特定のテーマを決めずに自由に話し合う「オープン・サークル」、

事前にグループリーダーや子どもがテーマを準備した「準備サークル」、

グループリーダーが皆に何かを伝えるためのサークル

何かを一緒に見て、それについて話し合うサークル、

その他、観察サークル、報告サークル、自由作文の朗読サークル、テーマ学習サークル、

などなど、色んな種類のサークル対話があり、常に「話し合う」ことの大切さを学べます。

子供達が主体で話し合って決める、というのは、レッジョ・エミリア教育と似ていますね。

関連記事:レッジョ・エミリア教育とは?世界で最も注目されている幼児教育を徹底解説!

④ワールドオリエンテーション

イエナプラン教育は、理科・社会科の区別がなく、ワールドオリエンテーションという総合学習型です。

年間およそ8-9のテーマを決め、学校全体で同じテーマに取り組みます。

テーマは幅広く、

  • 労働、消費、持続可能性
  • 環境と地形
  • 1年の中の月日、お祝いや催し
  • 技術
  • コミュニケーション
  • 共生
  • 自分の人生

などについて、循環的に学んでいきます。

『学ぶことについて学ぶ』という総合的な学習の時間が、とても尊重されているようです。

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⑤循環する活動・自由な時間割

イエナプラン教育では、科目ごとの時間割は作りません!

基本的に、

  • 対話(サークル)
  • 遊び
  • 仕事(学習)
  • 催し(行事や祝い)

の以上4つのパターンの活動を循環させる時間割を作ります。

これら4つの活動が循環することによって、子ども達の喜怒哀楽が育まれ、自立心や責任感に成長がもたらされると考えられています。

「勉強する」というイメージを覆す、とても自由で楽しそうな教育であることが、この時間割の制度からも分かりますよね!

イエナプラン教育のメリット

イエナプラン メリット

イエナプラン教育を取り入れることにより、様々なメリットがあります。

まず第一に言えるのは、「違いを学び、受け入れられるようになる」ということでしょう。

年齢も性別も違う子ども達同志が、常にサークル対話をすることで、共に学び、共に育ちます。

お互いの違いを尊重し、どう関わっていくかを平和的に教えてくれるのがイエナプランです。

また、子ども達が自主的にコミュニケーションを取り、会話、遊び、仕事、催しという活動に参加しながら、総合的な問題解決の能力を習得していくことで、集団の中での社会性も発達します。

イエナプラン教育のデメリット

イエナプラン デメリット

では、イエナプラン教育を取り入れるにあたり、どんなデメリットがあるんでしょうか?

実は、「教員集めが難しい」という部分にあるのです。

イエナプランを学校で取り入れたい!と日本で思っても、教員を見つけにくいため、なかなかすぐには実践できないのです。

イエナプランにおいて、グループリーダーとなる教員は、専門的な知識を身につけておく必要があります。

また、「常に批判的思考を持つ人が好ましい」ということが重要視されているようです!

ん?批判的?と私も思いましたが、

先入観に惑わされず、創造的思考、論理的な思考で、多面的にとらえて本質を見抜くことで、

つまりは、「常に好奇心を持って、自分自身に疑問を問いかけ続けよう」ということなんです。

学び続けるには、自分を客観視し、自分に対して批判的思考を持つことが大切だというのは、とても納得がいきますが、確かに、この精神をしっかりと持った人材を探してくるのは大変ですよね

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イエナプラン教育を取り入れた日本の小学校

実は、2019年の4月に、日本で初めてイエナプランを取り入れた小学校が、長野県に開校するのです!

それが、私立小学校、学校法人茂来学園「大日向小学校」です。

長野県南佐久郡佐久穂町に新しく出来る日本初のイエナプランスクールです。

長野県や首都圏で定期的に開催している見学会・説明会は毎回盛況で、同校入学のために、長野へ移住することまで検討している家庭もあるそうなんです!

自然豊かな町で、イエナプラン教育ならではの「個を尊重する教育」をのびのびと子どもに受けさせることが出来るのではないかと、大いに期待が持てますよね。

2019年の1月以降も、説明会は行われているようなので、気になる人は是非一度チェックしてみてくださいね!

イエナプラン教育に関する本の紹介

イエナプランについてもっと詳しく知りたい方は、本を読まれてみてはいかがでしょうか。

『イエナプラン教育ってなに?』

フレーク・フェルトハウズ著/リヒテルズ・直子訳

この本を読めば、イエナプランについてはほぼ分かるでしょう!

「学術的な書物ではなく、イエナプラン教育の実践をやさしく記述している」とのことなので、初めてイエナプランについて調べる人にとっても、読みやすい本だと思います♪

続いて、こちらの本もオススメです!

『オランダの個別教育はなぜ成功したのか』

リヒテルズ・直子

この本は、世界でもレベルも満足度も高いと評判のオランダの教育と、その背景にあるイエナプラン教育について詳しく書かれています。

オランダの教育がいかに優れているかが熱く語られているので、イエナプランをあまり取り入れていない日本人からすると、「オランダすごい!羨ましい~!!」と思わず唸ってしまうかもしれませんね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まだまだ日本には普及していないイエナプランですが、「個を大事に、自主性を育てる」という部分において、今の時代にとても合った教育だとは思いませんか?

「皆と一緒じゃなきゃおかしい」と考えがちな日本人にとって、「皆違って当たり前」ということを幼少期から学べるイエナプランは、日本人の子どもにとって、とても良い影響を与えるんじゃないかと私は思いました。

イエナプランを色んな幼稚園や学校実践していくには、まだまだ時間がかかるかもしれませんが、

是非とも近い将来、子どもに受けさせる教育の選択肢の一つとして選べるようになるといいですよね!

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ABOUTこの記事をかいた人

Saako

関西在住 30歳 ぐうたら主婦。もうすぐ1歳になる男の子ママ。英語は勢いとノリで喋るタイプ。お酒が入ると何故か流暢になります。ニュージーランド、シアトル、フィレンツェに留学経験あり。SATC信者であり、韓流ドラマも大好き。