子ども英会話講師が語る!小学生は英検で何級を目標にするべき?勉強法とおすすめ教材

英検 小学生 何級

小さい頃からお子さんが英語にふれる環境をつくってあげている、ママ・パパなら、英検についてこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?

「英検って、中学受験に有利って聞いたけど?」

「何級を目指せばいいんだろう?」

「いつ頃から受験させるのがいいのかしら?」

「勉強法はどうしたらいいんだろう?」などなど。

私は、小学生向けに英会話の講師をしているので、頻繁にこのような質問を受けます。

また、現在中学生を持つ親でもあるため、地方の公立中学の状況も踏まえ、小学生が目標にしたい英検級やよくある疑問について考えてみました。

小さい頃からすでに英語に触れているお子さんたちにとっては、英検対策の学習はおうちでも十分に可能です。

英検の出題パターンなどをもとに、3級〜5級の試験内容とおすすめ教材、勉強法をまとめました。 

英検合格はもちろん、英検受験を活用してお子さんの英語の力をぐぐっと上げてあげましょう!

スポンサーリンク

英検の受験は何のため?

日本英語検定協会によると、英検を受験する小学生の数は、年間35万人に上っています。

小学生や小学生以下のお子さんの英検の受験数は年々増加しています。

小学生受験数の増加の理由の一つは、

小学生の間に英検を取得していると、中学入試で加点されたり、優遇されるなどの制度を取り入れる中学校が増えてきているからです。

英検を取得して中学入試の優遇を受けられるのは、2018年度は私立の60校ですが、これからどんどん増えていくことが予想されます。

判定優遇・点数加点・試験免除など、中学校により条件は異なりますが、多くは3級からとなっています。

小学生が普段の生活で英検を持っていたからと言って何か有利になることは、まずないでしょう。

ですが、「英語力の確認」や「英語学習の目標」として英検を活用することは、英語学習を進める上でとても効果的といえるでしょう。

スポンサーリンク

小学生は何級を目指すべき?

結論から言うと、4級で十分。でも3級取得できれば理想的!

中学受験に英語のない小学生にとっては、中学に入って本格的に英語が始まってから3級を目指しても全然遅くはないと思います。

でも、中学生になると、他の勉強や部活も忙しくなり、年3回の英検の試験日と試合などが重なる、といったことも出てきかねません。 

小学生のうちに3級を取得できるぐらいの力をつけておけば、中学校に入ってからの英語の授業や試験は簡単に思えるでしょうし、他の教科の勉強に時間を割くこともできます。

また、公立中学でも各個人の受賞履歴などを学校に報告する場合があり(通知表と内申書に記載されると思われます)、これに記載できる英検級は3級以上が多いようです。

ですので、小さい頃から英語に触れているお子さんたちにとっては中学受験をしないとしても、小学生のちに3級取得を目指すのが理想的でしょう。

英検はいつから受験するのが理想?

3級が理想!とは言え、いきなり3級受験というわけにもいきません。

5級、4級と段階を追って3級にチャレンジできるよう、計画的に進められると良いと思います。

お家の方が、そろそろ「英検を受けさせてみたいな」と思ったら、まずは英検サイトで「プチ英検」や「級判別」に、お子さんと一緒にチャレンジしてみましょう。

選択肢から答えを選ぶだけなので、ゲーム感覚でできます。それでお子さんがやってみたいということであれば、少しずつ学習を進めてみましょう。

英検は親も付き添える?

また、英検受験では、1次試験会場に保護者が付き添えるのは、試験開始5分前まで、2次試験の場合は「面接カード」記入時まで、とされています。

その後は、保護者控室で待つことができます。

小さいお子さんにとって、約1時間の間じっと机に向かってテストを受けるのに耐えられるか、という問題もあります。

英語力があるかどうかという前に、テストを受ける為に基本である以下の4点が必要になってきます。

  1. お子さんが一人で教室にいることができること、
  2. 試験時間中ずっと座っていられること、
  3. 試験監督の言うことを静かに聴くことができること、
  4. もしも体調が悪くなった場合に、自分のことを伝えられること

そう考えると、自分のことができるようになる3年生、4年生ごろからの受験で十分なのではないでしょうか?

試験会場に行って受験をすることは、お子さんにとっては親が思う以上に負担になるものでもあります。

スポンサーリンク

英検の試験概要

英検は年に何回あるの?

例年、年に3回実施されますので、他の予定と重ならないように、あらかじめ予定を立てておきましょう。

英検の検定料はいくら?

英検の検定料は級よって異なります。

  • 1級 8,400円
  • 準1級 6,900円
  • 2級 5,800円
  • 準2級 5,200円
  • 3級 3,800円
  • 4級 2,600円
  • 5級 2,500円

(2019年度 日本英語検定協会より)

英検の試験内容

英検5級の試験内容

中学校 初級レベル 45分間で50問
リーディング25問 + リスニング25問 + スピーキング4問(約3分)

「初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる」レベルで、中学初級レベルとされています。

筆記・リスニング合わせて50問のうちの60%前後(30問前後)正解すれば合格ラインです。

5級の合格者は別途、自宅でできる録音型面接のスピーキングテスト(3分間)を受けます。

英検4級の試験内容

中学校 中級レベル、試験時間は65分間
リーディング35問 + リスニング30問 + スピーキング5問(約4分)

「簡単な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができるレベル」で、中学中級レベルとされています。リーディング・リスニング合わせて65問のうちの60%前後(39問前後)正解すれば合格ラインです。

4級は合格者は別途、自宅でできる録音型面接のスピーキングテスト(4分間)を受けます。

英検3級の試験内容

中学校 卒業レベル、試験時間は75分間
一次試験:リーディング30問 + ライティング1問(記述式) + リスニング30問 
二次試験:スピーキング 6問 (5分間)

英検3級は「中学卒業レベル」と言われていますが、小さい頃から英語をならっているお子さんなら、自宅学習でも十分に合格できます。

英検3級の試験は一次試験と二次試験に分かれており、一次試験は50分の筆記と25分のリスニング。筆記試験は、リーディングとライティング(記述式の英作文)からなっています。

二次試験はいわゆる面接試験。

面接員1人と5分間、英語での面接を行い、与えられた文章を音読したり、提示されたイラストについて英語で説明したりします。

過去の傾向からすると、携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季など、身近なことに関する話題が問われます。

スポンサーリンク

小学生の英検受験におすすめの教材

受験者の多い英検は、各級に教材がたくさん出ていますが、私の子ども英会話講師の経験から、小学生向けにオススメしたい教材を3冊紹介します。

お子さんと一緒に書店で見てみて、解説が多いなど一番使いやすそうなものをまずは1冊選び、それを繰り返し使うことがおすすめです

2019年度版 英検3~5級過去6回全問題集(旺文社)

漢字に読み仮名が付いているため、小学生の勉強にはピッタリです。親切な解説があり、わかりやすいです。

英検3級をひとつひとつわかりやすく(学研)

解説がわかりやすくまとまり、練習問題や模擬試験で出題パターンに慣れることができます。

英検3級でる順パス単(旺文社)

合格に必要な単語が出る順に並べてあり、使いやすいです。英検で出題される単語や表現は意外と多いので、頻出単語はこういった教材を使ってきちんと覚えておくことをおすすめします。 

小学生の英検受験に効果的な勉強法

教材を用いての3級の勉強法をまとめました。

英検の問題は、パターン化されていますので、練習問題を繰り返して慣れることが大事です。

また模擬試験は、「ある程度できるようになってから直前にやってみよう」と、考える方もいるかもしれませんが、練習の段階からどんどん活用していく方が良いです。

英検 リスニングの勉強法

各参考書には、リスニング用のCDもついていますので、1回問題を解いて終わりではなく、同じ問題を繰り返して練習することが一番の近道です。

英検 記述式問題の勉強法

「問題を解き、解説で確認する」を繰り返します。穴埋め、並べ替えといった選択肢から選ぶ問題は、消去法で選べる力をつけることも大切です。

自分が選んだ選択肢と正答をよく比較することによって、語彙力UPや文法の確認にもなります。

おうちで問題を解くときには、音読を心がけるとリスニング、スピーキング力UPにもつながります。

スポンサーリンク

英検 英作文の勉強法

英作文は、質問への答えとなるような文章を、25語~35語を目安に書くこととなっています。

書く文章の数は3つ前後となりますが、問題集などで、主張⇒理由など、書く文章の流れのパターンをおさえることが大切です。

知っている単語でまずは書くこと、語数が足りない場合は、「いつ、どこで、誰と」などで補足できるようにしておくとよいでしょう。

英検 スピーキングの勉強法

本番の流れをまずはしっかり頭に入れましょう。

他のパートと同様、質問されるテーマはある程度パターン化されてますので、過去問などをもとに自分が話すであろう内容をあらかじめ準備し(書いておき)、それを音読する練習をくりかえしておくことが大事です。

おうちの方が試験官役になって、質問することでも十分な対策になると思います。

音読の際には、自分の声を録音してそれを聞いみたり、おうちの人が聞いてあげることもおすすめです。

英検ホームページや参考書でも動画で二次試験の流れや様子を確認することができます。

不安ならオンライン英会話なども活用してみましょう。

関連記事:[子供向けオンライン英会話] ランキング、費用、効果、メリット、デメリット

英検受験は子供のやる気を尊重して

英検受験はあくまでも、英語学習上の目標の1つととらえ、時期や級はお子さんの気持ちを尊重しましょう。

合格すればどの級であっても、お子さんの自信につながることは間違いありません。

しかし不合格になってしまうと、お子さんにとってはとてもショックな出来事になり、英語から離れたくなってしまうかもしれません。

合否が出る英検は、しっかりと練習問題や過去問に取り組み、合格できる力を付けた上で受験できるよう、おうちの方も一緒にしっかりサポートしてあげてください!

参考:公益財団法人 日本英語検定協会ホームページ

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

Yuki

子供向け英語教室の講師経験のある、一児の母です。自分自身も、まだまだ英語のスキルアップに励んでいます。育児と英語講師の経験から、皆さんの興味のあるテーマについてわかりやすい記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします!