頭のいい子、伸びる子の5つの特徴と習慣を脳の機能から分析!

「頭のいい子供に育ってほしい」と願うことは、どの時代の親御さんも同じはず。

しかし、その方法が時代や個人によって異なると何を信じてよいのかが分かりませんよね。

そこで今回の記事では、脳医学の知見や書籍をもとに「脳の機能」にスポットを当て、より効果的な育児について考えます。

ただなんとなく良いと言われてきた育児方法、代々受け継がれてきた育児を今一度見直し親子で一緒に取り組める育脳生活を始めましょう。

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頭のいい子、賢い子、伸びる子とは何か?

頭のいい子供、伸びる子供とはいったいどんな子供でしょうか?

テストの点数が良ければいい、有名大学に入学できればいいだけではないはずです。

変化が激しい時代を生きる子供の将来を考えてみると、思考力・理解力・記憶力といった機能はもちろんのこと、どんな環境でも能力を発揮できる心身の強さも必要となります。

これらを総合的に成長させるためには、人間の脳の働きと機能の高め方をざっくりとでも知っておけば必ず育児に役立ちます。

以下では、年齢を問わず基本となる育脳方法や子供に身につけさせたい習慣を5つピックアップしました。

頭のいい子、賢い子、伸びる子の5つの特徴

頭のいい子特徴① 物事に「プラスのレッテル」を貼る

まず、脳に情報が入ってくると「A10神経群」という場所で「好き嫌い」や「興味の有無」などの振り分けが行われるといわれています。

このときに「好き=プラスのレッテル」が貼られた物事に対しては、興味を持ってポジティブに取り組むことができ、脳のパフォーマンスを高めることができるのです。

本格的に学びが始まる小学校の勉強も、子供が楽しそう、面白そうと感じられるように親や先生が工夫できるといいですね。

頭のいい子特徴② 損得抜きで常に「全力投球を習慣化」する

A10神経群」と並んで育脳に大切な「自己報酬神経群」は、自主性や主体性をもったときにこそ脳の機能を高める役割を担っています。

とかく人間は損得を先に考えて行動してしまいがちですね()

例えば、誰も見ていないから手抜きしちゃおうとか、報酬がないから適当でいいやとか。

これでは能力を延ばすために必要な全力投球の習慣と相反してしまいます。

何事も手抜きをせず全力で取り組むことは自主的・主体的な活動です。

自らの意思で活動するときこそ自己報酬神経群は働き高い脳力を発揮します。

そして物事を成し遂げたときの達成感や喜びの体験は、本人にとっての最大の報酬となり、全力投球の素晴らしさを体感することができるのです。

頭のいい子特徴③ 無理、大変、できないなどの「否定的な言葉」を使わない

子供は、初めてのこと、知らないことに直面すると「無理、大変そう、できない」といった否定的な言葉で拒否することがありますね。

特に真面目な子供にこれらの傾向が見られるようで、失敗したらどうしようといった不安が先に立つようです。

不安を感じて行動できない状況は、先に紹介した「A10群神経」がマイナスのレッテル貼ってしまった状態なので、無理して頑張っても残念な結果を招くケースが大半のようです。

この局面で親御さんができることは「とにかく頑張れ」と言うだけではなく、絶対に否定的な言葉を使わない、常に励ます、子供の頑張りを褒めることです。

さらに、親の客観的な視点で子供ができていること、できていないことを整理して、①いつまでに、何を、③どのようにするかを具体的に示すことで脳力の働きを高めてあげることができます。

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頭のいい子特徴④ 物事を中途半端にせず「完璧」を目指す

人は達成を目前にすると、なぜか効率がダウンする傾向があります。

だいたい終わった、だいたい分かったという考えが、脳の機能に抑制をかけてしまい急激に能力が低下してしまうことが原因のようです。

ゴールが見えてきたところからが勝負!と考えて、完璧を目指す習慣を身につけていきましょう。

また、学習面においても中途半端はNGです。

重要ポイントは復習して記憶に定着させ、他者に説明できるほど完璧に覚えたと本人が言えるまで継続すると確実に身につきます。

頭のいい子特徴⑤ ミスや失敗を素直に認める

誰でも自分のミスや失敗は知られたくないし認めたくないものですよね。

しかし、失敗を認めないままだと、なぜ失敗したのか?何が足りないのか?克服が必要な物事は何か?を知る機会を失ってしまいます。

先の項目3でも書きましたが、具体的に何をどのようにするのかを整理しなければ、脳は機能を発揮することが困難です。

ミスや失敗を認める勇気を持つことは、自分を成長させる最大のチャンスであり、目標達成まで決して諦めない強い精神力を養うための大きな一歩です。

失敗しても大丈夫!むしろ失敗は自分を強くするために必要なことなのだと、子供に理解してもらえるよう親御さんから繰り返し伝えていきましょう。

そして、失敗を認めた子供の気持ちに共感するとともに、どうして失敗したのかを客観的に見極め、具体的なアドバイスと応援を続けていけば、子供は必ず成功するまで頑張ることができ自信もついてきす。

関連記事:子どもの自己肯定感を高める方法は?自己肯定感高い子ども、低い子どもの特徴

さいごに

紹介した5つの習慣も大切ですが、伸びる子供に育てるための基礎は子供にたっぷりと愛情を注ぐことです。

それも言葉や態度で分かりやすく愛情を表現することが重要。

子供なんだから愛してるのは当然じゃないかと親が思っているだけでは、子供は愛されていることを実感できないこともあります。

「愛しているよ」「大好きだよ」と毎日伝える、ギューッと抱きしめる、子供の話を真剣に聞き共感を示してはじめて「自分は愛されている」と子供は実感できるといいます。

自分は親や家族に愛されていることを知っている子供は、自信と自尊心が育っているので精神的にも強いですよ。

逆に、愛されている実感がない子供は、不安や緊張が心の大半を占めており自信や自尊心が根付かず精神的にも不安定です。

まずは愛情で心の土台をつくり、それから習慣や学習を少しずつ積み重ねていけば、ドッシリと安定した健康な精神で末永く成長を続けることができます。

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ABOUTこの記事をかいた人

九州でのどかに暮らす在宅ライター主婦。娘を3歳からインターナショナルスクールに通わせているが、自身の英会話力は限りなくゼロに近い感じ。映画と英国人俳優をこよなく愛しDVD収集をコツコツ継続中。子どもの英語教育に関するモノ・コトをまじめに綴ります。