ベビーシャワーとは?アメリカ発オシャレなベビーシャワーの飾り付け&プレゼント術

赤ちゃんが身ごもっている時期は、人生でもかけがえのない時間です。

日本で赤ちゃんが授かったら、安定期を見計らって親近の人から少しずつ、それとなく報告すると思います。

それは、妊婦の心の準備であると同時jに、周囲から経済的や精神的な面で理解と助けが得られるからです。

このようにそれとなく妊娠・出産を公表する日本とは違い、大々的に公表してみんなの理解を得る、アメリカのベビーシャワーについてここでは紹介し、そしてオシャレなベビーシャワーの飾り付けやプレゼント術をお伝えいたします。

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ベビーシャワーとは?

 
出典:http://mamasola.net/

アメリカでも日本のように周りに妊娠・出産報告をしますが、日本に比べたら大胆です。

先日、アメリカの職場で同僚から複数の人たちへ妊娠の報告メールが添付写真と一緒に送られて来ました。

私が一瞬戸惑ったのは、その同僚が、ご主人と仲良く写っている写真にロケット風のかわいい哺乳瓶(ほにゅうびん)の絵を編集して、「私たちには、新たな命が飛び立つ予定です!」という明るい報告だったことです。

「こんなに大切なニュースを20人以上の同僚、それも親密でもない人、に報告するのかな?」と戸惑いました。

このように公に公表する人たちばかりではありませんが、アメリカでは安定期が過ぎたら、割りと公の場でみんなに妊娠を報告することが多いです。

もともと、このベビーシャワー”Baby Shower”の習慣は、古くはインド、エジプト、或いは中世期ヨーロッパには、すでにあったようです。

ベビーシャワーは、初めて子供が生まれるときに、女性たちだけの間で招待されていたパーティーでした。

ただ、最近アメリカで行われているものは、どのような人たちが招待されるのかによって、場所やパーティー内容も変わってくるようです。

例えば、親密な友達同士なのか、或いは、職場の同僚たちなのかによって、どのようなパーティーになるのか違ってきます。

ベビーシャワーは、赤ちゃんが生まれる報告やお披露目の場であり、妊婦がプレゼントを浴びる”Shower”ほどもらうという意味から来ているようです。

ベビーシャワーでは、赤ちゃんについてのゲームで遊んだり、話がはずんだりと、ホストの意向によってパーティーが行われます。

日本では、赤ちゃんが生まれたら初宮詣があり、家庭によっては家族で神社へお参りに行くのと少し似ているかもしれません。

アメリカのようにたくさんの親戚やお友達に囲まれることはなくても、神様には祝福されたい思う「親子で幸せになりたい」という意味あいは同じだと思います。

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ベビーシャワー いつするの?

ベビーシャワーは、生まれて来る赤ちゃんやもう少しでママになる人のためにするため、通常、出産予定日の1ヶ月から1ヶ月半ほど前にするのが普通です。

ただ、アメリカでは、個人の希望や宗教上の理由から、出産するまで性別を知りたくない妊婦もいるため、赤ちゃんが生まれた後にベビーシャワーをすることもあります。

また、国によっては赤ちゃんが生まれる前にいろいろ品揃えをしてしまうのは、赤ちゃんの運気がおもわしくないと思われることもあるようです。

ベビーシャワーをする時期は、出産前後に行うというのが通常です。

ベビーシャワー 何をするの?

以前のベビーシャワーは、家族、親戚、友人を招いて、赤ちゃんと女性がママになる「お披露目」の場とされていました。

その場で、贈り物を受け取ったり、会話を交わしたりして、赤ちゃんが生まれるという意識(或いは、生まれたという意識)と母親になる心構えが芽生えるきっかけとなりました。

そういった伝統的なベビーシャワーから、次第に赤ちゃんの「テーマ」を考えながら、家の飾り付けをしたり、カップケーキやクラッカーなどの軽食を交えながらゲームをしたりし、だんだんカジュアルな場へと変わってきました。

ベビーシャワーと言えば、みんなと交えたゲームが一般的です。

妊婦の赤ちゃんのときの写真はどれかを当てたり、一般の赤ちゃんについての知識など、ゲームの仕方は様々です。

しかし、最近では本当に気の合う友人を招いての「女子会」の延長の場ということもあります。

最近の結婚式でもそうですが、特にこれと言った決まりはないので、盛大にするか、本当に気の知れたお友達同士でベビーシャワーを楽しむかは、自分のニーズに合ったサイズと内容にしましょう。

ベビーシャワー 場所は?準備は?

一般的にベビーシャワーが行われる場所は、たいてい主催者(ホスト)の自宅です。

妊婦さんの母親、親戚、友人など、身近な人が主催者(ホスト)になることが多く、とてもアットホームな場所であることが多いです。

また、妊婦さんにとって、いつも行き慣れている場所の方が心身ともに良いでしょう。

ほとんどの場合、ベビーシャワーは主催者が準備します。

まず、日程が決まったら、招待状を送ることから始めます。

そして、当日の飾り付け準備は、赤ちゃんと妊婦のことを考え、女の子であればピンク、男の子であればブルーでお部屋を飾り付け、ペーパープレートやフォークなど統一した色で揃えるとオシャレに仕上がります。

また、赤ちゃん用の服をあちこちにディスプレーしたり、風船や花で飾ったりして、会場を演出することが多いです。

その他の準備として、ゲストが来たときに気軽に食べれるカップケーキ、フルーツミックス、おせんべい、チーズ、クッキーなどを用意すると良いでしょう。

大人のゲストでしたら、水、ジュース、そしてワインを用意することもあります。

ゲストが友人と赤ちゃん、または小さいお子さん連れですと、子供用の飲み物や食べ物の準備をする気配りもしましょう。

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ベビーシャワー 参加人数は?

通常の参加人数は、10-20人が一般的ですが、家族、親戚、友人、そして同僚など、招待したい人数は、妊婦さんの性格や家族・親戚との関係、また働いている職場にもよるので、本人が招きたいと思う人数が一番良いでしょう。

ただ、妊婦時か出産後のベビーシャワーかにもよりますが、あまり大勢の人を招待すると、妊婦の負担、また生後の赤ちゃんへの負担もありますので、本人の希望を元に、あまり大多数にならない人数をオススメします。

オシャレなベビーシャワーの飾り付け


出典:https://www.kaodim.com/

ベビーシャワーのホストは、妊婦の家族、親戚、友人、同僚などその妊婦の家庭状況によってことなりますが、シンプルに自宅でするベビーシャワーから結婚式に相応するほどの盛大なベビーシャワーまでさまざまです。

基本的な趣旨は、プレゼントをいただくことです。それに伴い、どのように飾り付けするかも重要です。

一般的にベビーシャワーが行われる場所は、誰かの自宅です。招待客が10-20人くらいを想定して、テープルにはフルーツ、お菓子、チーズ、カップケーキ、飲み物など、簡単にとって食べれるものを置いて、招待客が来たら自由に食べれるように準備されています。

飾り付けで特徴的なのは、赤ちゃんが男の子か女の子によって、飾る部屋の統一色が決まってくることです。

男の子はブルーのテーブルクロス、ブルーの紙カップ、ブルーの紙のお皿、ブルーの風船で飾り付けなど、ブルー色を全面に出していることが多いです。反対に女の子であれば、ピンクが基本です。

その他、よく見られるのが、見える場所のあちらこちらに花瓶に花を入れて、家の雰囲気を柔らかくすることもありますし、同じ花の色でイメージを統一することもあります。

また、アメリカならではの飾り付けだと思うのは、赤ちゃんの服を洗濯バサミで紐に吊るし、それをバナーとして飾ることです。

もちろん、普通に”Baby Shower!”と書かれたバナーでベビーシャワーの通常のイメージ作りをすることもできます。

最近のベビーシャワーの飾り付けは、このCheeky Tummyの”34 Unique Baby Shower Decoration Ideas” から、いろいろ調べて検討して見てください。

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ベビーシャワー プレゼント


出典:https://www.popsugar.com/

まだお子さんが家庭にいない人には、どんなプレゼントが良いか迷うところです。

では、どのようなプレゼントが喜ばれるのか、そして、どのように工夫して持って行くと気に入ってもらえるかを考えて見ましょう。

お子さんを持っている方は当然分かるのですが、妊婦に喜んでもらえるプレゼントは、実用的な品物が多いです。

妊婦と親密な関係であるのなら、紙おむつやビブ、プラスチックの哺乳瓶(ほにゅうびん)やおしゃぶりなどが役に立ち、喜ばれるでしょう。

ただ、プレゼントを開けてちょっと味気ないと思われるのでしたら、このような工夫をしてみましょう。

まず、ベビーシャワーへプレゼントを持って行くときは、ベビーシャワー・プレゼント用の紙袋や包装紙で包むと良いでしょう。

このような包装紙に包むことによって、妊婦の方の出産やあかちゃんに会うことに対する意識が違って来ますし、赤ちゃんに会えるという意識で心が和みます。

また、ベビーシャワー用のカードに自分の言葉を書いて、妊婦さんへお祝いの気持ちを伝えるのも良いです。

その他、喜ばれそうなプレゼントは、赤ちゃん用のワンジーと呼ばれるつなぎのパジャマ。

まだ、赤ちゃんには使えませんが、生後3〜4ヶ月くらいになると、寒かったり、ブランケットがちゃんと上からかけられているかの心配もせず、眠らせることができます。

また、パジャマにもなるので、自宅でワンジーを着ながら生活することもできます。

もう一つのプレゼントは、新生児を持たないと分からないことですが、スワドラーと呼ばれる「おくるみ」を使うと、赤ちゃんを比較的早くに寝かし付けることができるので、オススメです。

関連記事:[アメリカ発] 子供が喜ぶお誕生日パーティー アイデア6選

まとめ

アメリカのベビーシャワーについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

日本では、出産祝いにお金を渡す習慣がありますが、アメリカでは周りに出産を宣言して、いろいろなプレゼントをもらう習慣があります。

その「出産宣言」場がベビーシャワーであり、そこで家族・親戚・友人・同僚との仲を一層深めて行くのです。

飾り付けは、個人の好みなので、自分の気に入ったタイプを選びましょう。

また、プレゼントの中身も大切ですが、それをどのように表現(包装)して相手に気持ちを伝えるか(カードに書く)も大切です。

生まれてくる赤ちゃんと出産するママには、健康で幸せになってもらいたいものです。

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参考サイト:
Explore Parents. Quick Etiquette Guide to Baby Celebrations.
Explore Parents. The Modern Baby Shower. 6 Things You Need to Know.

ABOUTこの記事をかいた人

現在、アメリカのバージニア州在住。1998年に米国留学し、その後、就職・結婚・育児を得て、2014年から地元カウンティーにて複数の公立小学校の臨時教師として勤務。現在、ESLの教師の資格及び、教員免許取得を目指して勉強中。アメリカ人と結婚し、二人の息子を持つ。