子どもに伝えたい「何のために英語を学ぶのか?」

今回はズバリ「何のために英語を学ぶのか?」を考えます。

もはや、英語が話せさえすればそれでいい、学校の成績がアップすればいいという時代ではありませんね。

世界も日本も社会が激変する未来で、たくましく生きていくためには世界に通用する英語力が不可欠となってきました。

世界は刻一刻と変わっている!

英語にまつわる話の前に、まずは下記のリンク先で世界時価総額ランキングを見てください。


出典:昭和という「レガシー」を引きずった平成30年間の経済停滞を振り返る

DIAMOND online

平成元年と平成30年の世界時価総額ランキングが比較してありますが、この表を見るだけで何を言わんとしているか一目瞭然ですね。

トップ10中8社は米国企業、IT企業の快進撃、中国企業の躍進に反して、日本企業は35位に一社がランクインするのみ

30年前には存在すらしていなかったIT企業がトップ10内に君臨している現実をふまえ、もうひとつ親として知っておきたいことが職業についてです。

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子どもたちの65%が今は存在していない仕事に!

米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が2011年8月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った予測が波紋を呼んでいる。

2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう
 日経XTECHより引用

AI技術の発達で、頭を使って考える必要がない単調な仕事の多くはAIが担う時代になり、消えてしまう職業も増えてきます。

このように変化が激しい社会に対応するために求められる能力は、創造性、思考力、コミュニケーション、チームワーク、世界で通用する言語力といわれています。

関連記事:英語は当たり前!AI時代を生き抜く子供たちに必要な力と子育ての戦略

日本の将来を予想すると?

一方、日本国内の将来はどうでしょう。

少子高齢化、人口減少、労働力減少、企業数の減少、自治体消滅、社会保障費増額などなど、経済成長の足かせになる不安要素が盛りだくさんです。

これらの問題から子どもたちに影響が及ぶと考えられることは、大学の数が減り学ぶ機会が失われる、希望する職業に就けない、社会保障の負担が重くなり経済的に苦しくなるなどが予想されます。

このような状況に陥った場合でもやはり役立つのは英語です。

国内に学びたい環境がないなら、海外で行われている英語の講義をオンラインで学習する、または海外に留学することもできます。

また海外の企業で働きたいと思うなら英語は必須ですね。

英語を習得しておけば、いざというとき言葉の壁を乗り越えて海外でも望んだように生活できるのです。

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親世代が意識を変えなければ!

先に日本の将来について不安要素を並べましたが、私がこの話をしても「えー、そんなことあるわけないじゃん」と一蹴する人も中にはいます。

これは「私だけは大丈夫!」と考えてしまう正常性バイアスが働いている状態です。

または「周りの子どもたちはそんなに英語に力を入れてないし、学校で教えてくれるからいいんじゃない?」という人、多数派同調バイアスが働いている状態です。

私たち親世代が経験したことのない変化が激しい社会で子どもたちは生きていかなければならないのに、過去が大丈夫だから未来も大丈夫だとか、他の人たちがやっていないから私もやらないだとか…。

そんな甘い考えじゃダメだ!と私は声を大にして言いたいのです。

余談ですが、私の主人はここ数年でベトナムに工場を構え海外でも経営活動ができる体制を整えました。

もう内需だけでは無理がくる時代だと考えての行動です。

さらに父も「日本では年金だけじゃ生活が苦しくなるから」と、ベトナム暮らしを始めようとしています。

そして主人は英語を、父はベトナム語を勉強中です。

日本に対する危機感を抱く人物が身近にいると、海外でも活動や生活できるための備えは必要だと強く感じます。

どの程度の英語レベルが必要か「CEFR」でチェック!

こちらのサイトを見ている親御さんたちは、子どもの将来に英語が必要であることはすでにお分かりだと思います。

しかし、日常英会話ができればそれでいいということではありませんよね。

そこで語学力の指標となるのがCEFR(セファール)です。

CEFR一覧

CEFR 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度
C2 聞いたり読んだりしたほぼすべての話題を容易に理解し、その内容を論理的に再構成して、ごく細かいニュアンスまで正確に表現できる。
C1 広範囲にわたる高度で複雑な話題を理解できる。自然で流暢に自己表現ができ、目的に合った適切な言葉を使って論理的な主張や議論もできる。
B2 社会生活での幅広い話題について、複雑な文章でも主要な部分を理解できる。ネイティブと自然な会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる。
B1 社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を筋の通った文章で簡単に説明できる。
A2 身近で日常的なことがらについての文やよく使われる表現が理解でき、簡単なやりとりができる。
A1 日常生活でよく使われる基本的な表現や言い回しを理解し、ゆっくりとであれば簡単なやりとりができる。

(C2が最も熟達度が高い)

GROBAL LEARNING CENTERより引用

娘を見るとインターナショナルプリスクールを卒業した段階でA2レベルは身に付いています。

しかし、大人が話すレベルとなるとB2まで引き上げないと通用しません。

そのためには「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」ことが不可欠となり、さらに長期的な学習プランが必要となります。

英語で学ぶ「CLIL」とは?

先に述べた「英語で学ぶ」というのは、近年じわじわと関心が高まっている「CLIL(クリル)」です。

CLILはContent and Language Integrated Learningの略で、日本では「内容言語統合型学習」と呼ばれています。

教科科目の内容(コンテンツ)と外国語の習得を総合した学習方法で、簡単に言えば数学や理科を外国語で学ぶことです。

日本の学校で英語のテスト用に作られたブツ切り文章ではなく、英語を母語とする人が作った本物の英文素材を用いて専門分野の言葉や情報を学べるので、知識獲得と同時に高いレベルの英語習得が期待できます。

しかし残念なことに日本ではまだ定着しておらず、CLILを望む場合はインターナショナルスクールで学ぶか、CLILを取り入れている学習塾で学ぶしかありません。

でも諦めるのはまだ早いですよ。YouTubeで「CLIL」と入力して検索すると海外の小学校の授業や、大人向けの学習動画がたくさん見られます。

またAmazonでも「Hand in Hand」というCLILを取り入れた6~12歳向けの教材が販売されているので、自宅でもCLILを体験できます。

まとめ

1. 英語で話せるから良い仕事に就けるわけではないが、英語が話せなければスタートラインにも立てない可能性がある時代が到来していること。

2. 英語を習得していれば、言葉の壁に阻まれることなく自分がやりたい物事、活動したい拠点の選択肢がグンと広がること。

このふたつが私が考える、子どもに伝えたい「何のために英語を学ぶのか?」の答えです。

英語を学ぶ意義を理解できたら、きっと子どものモチベーションが上がるはずです!

親御さんが子どものために、英語を学ぶ機会と環境を整えることは、将来どこの国にいても力強く生きられ、そして生涯学び続けられる最強のツールを子どもにプレゼントすることだと思います。

長期的なプランで子どもの英語レベルを上げていきましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

Yukaringo

九州でのどかに暮らす在宅ライター主婦。娘を3歳からインターナショナルスクールに通わせているが、自身の英会話力は限りなくゼロに近い感じ。映画と英国人俳優をこよなく愛しDVD収集をコツコツ継続中。子どもの英語教育に関するモノ・コトをまじめに綴ります。