必読!インターナショナルスクールを選択する前に必ず知っておくべき注意点と一条校との違い

グローバル化の大きな波を受けて、日本の教育現場でも「英語力の一層の充実が重要」といわれています。

子どもに英語を習得させたいと願う親御さんも増えており、インターナショナルスクールへの関心も高まっています。

そこで今回は、日本国内の一条校とインターナショナルスクールの違い、インターナショナルスクールを選択する前に必ず知っておくべき注意点を紹介します。

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一条校とは

学校教育法第一条に定められた学校の総称です(小学校、中学校、高等学校、大学、盲学校、聾学校、養護学校及び幼稚園)。国、地方公共団体、法律で定める法人だけが一条校を設置することができます。

一条校は、学校教育法施行規則や学習指導要領に基づいて授業内容、年間の授業時間などが定められています。授業で用いられる教科書は、文部科学省検定済教科書と文部科学省著作教科書の2種類あり、小学校ではこれらの教科書を使用しなければならないと定められています。

また、一条校は国からの補助金を受けられるため小中学校の授業料や教科書は当然ながら無償化されており、給食費も安く抑えられています。

インターナショナルスクールとは

一昔前までは、日本で暮らす外国籍の生徒が通うスクールというイメージでしたが、現在は日本人の生徒も数多く通っています。国内に点在するインターナショナルスクールの一部は一条校ですが、大半は各種学校または無認可の教育施設と位置づけられています。

一条校として認められていない多くのインターナショナルスクールは国からの補助金を受けられないため、教師の給与から施設の設備維持費に至るまで必要経費は全て生徒からの学費に頼らざるを得ません。もちろん授業料や使用する教科書、ランチ代なども満額自費です。このためインターナショナルスクールの学費は高額になってしまうというわけです。

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インターナショナルスクールに通う際の注意点

 

①就学義務違反になるの?

就学義務とは「保護者は子を一条校に就学させる義務を負う」ということですね。

では、就学義務を怠るとどうなるかというと「10万円以下の罰金」に処されます。

ただし、学校や教育委員会から「通学させてください」と再三再度の督促を受けてもなお子どもを通学させない保護者に限ります。

その一方で、諸事情を抱え1日も小学校に通わなかった子どもが卒業している事例もあります。

②インターナショナルスクールに通う具体的な方法

インターナショナルスクールに通う場合は、本来なら通学するべき一条校に籍だけ置いたままインターナショナルスクールに通う方法がとられます(籍を置く一条校を原籍校と呼びます)。

児童が原籍校に籍を置いてインターナショナルスクールへ通学することを認めるか否かは、ほぼ原籍校の校長の権限に委ねられています。行政の教育委員会が許可を出していれば、その決定に原籍校も準ずる方向で進むので、インターナショナルスクールへの通学は認められます。

スクールへの通学が決まると、生徒の出席状況や各学期の通知表がインターナショナルスクールから原籍校へ提出されます。原籍校側では出席日数0日という記録は残りますが卒業できます。

行政や原籍校の協力のもと双方でコミュニケーションを続け、保護者も真摯に対応していれば、就学義務違反になることなくインターナショナルスクールにも堂々と通学できます。

学習指導要領に縛られない独自のカリキュラム

一条校は文科省が定める学習指導要領に沿った授業ですが、インターナショナルスクールは独自のカリキュラムで授業を編成することができます。

例えば、英語の授業を毎日行う、海外の教科書を使用する、ノートパソコンを用いて生徒の習熟度に応じた宿題を提出するなど、多様なアプローチが可能です。

このように一条校の従来の授業とは一線を画す指導ができるのもインターナショナルスクールの強みといえます。

あえて一条校にはならないインターナショナルスクールが存在する理由のひとつでもあります。

一条校じゃないけど「国際的な評価団体」に認定されているスクール

インターナショナルスクールには、国際的な評価団体の認定を受けているところがあります。以下は文部科学省が認めている国際的な評価団体です。

  1. WASC(Western Association of Schools and Colleges)アメリカの西部学校大学協会
  2. CIS(Council of International Schools)イギリスに本部を構えるインターナショナルスクールの協会
  3. ACSI(Association of Christian Schools International)アメリカのキリスト教学校国際協会

これらの評価団体より認定を受けた教育施設で12年の課程を修了した18歳以上の生徒は、大学入学資格を取得することができるので、評価団体の認定が(ある/なし)は、インターナショナルスクールの選択基準のひとつになります。

関連記事:インターナショナルプリスクールの学費の実態、メリットとデメリット

高校はどうすればいいの?

義務教育の間は原籍校に籍を置いてインターナショナルスクールへ通うことができます。

問題はその先、高校は国内か海外か?の選択です。

国内の高校を受験する場合、インターナショナルスクールの授業内容は一条校と異なるケースがあるため、高校入学試験に合格できない可能性が考えられます。入学試験の対策としては、民間の学習塾に通うことが一般的です。

海外へ留学する場合は、通学中のインターナショナルスクールで様々な手続きに関するフォローが受けられます。留学を希望するなら様々な準備が必要になるので早めに先生に相談しましょう。

大学入学資格についても知っておこう

インターナショナルスクールから国内の大学を目指す場合は、以下の2つの資格がメインとなりそうです。

  • 海外の大学入学資格(国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベル)を保有する18歳以上の者
  • 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した18歳以上の者

上記の2つ以外にも入学資格を得る方法は多数あるので、詳しい情報は以下のホームページをご覧ください。
「大学入学資格について」文部科学省

海外の大学を希望する場合は、通学中のスクールの先生に相談します。

全文英語の資料や入学手続きの書類を完璧に理解することは難しいので、先生にしっかりとフォローしてもらいましょう。

まとめ

インターナショナルスクールは義務教育期間が終わってからの進路選びが重要。

国内外問わず、高校や大学を受験する際に必要な準備や資格を事前に把握しておき、将来のビジョンを家族で共有しておくことが大切です。

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ABOUTこの記事をかいた人

Yukaringo

九州でのどかに暮らす在宅ライター主婦。娘を3歳からインターナショナルスクールに通わせているが、自身の英会話力は限りなくゼロに近い感じ。映画と英国人俳優をこよなく愛しDVD収集をコツコツ継続中。子どもの英語教育に関するモノ・コトをまじめに綴ります。